
多くのウクライナ人男が徴兵を逃れるため不法に国境を越えようとするなか、その奇抜な手口が明らかになった。ウクライナ通信社UNNは2日(現地時間)、祖母に変装してモルドバとの国境を越えようとした30歳の男が発見され、身柄を拘束されたと報じた。
報道によると、先月末、モルドバとの国境付近にあるノヴィ・トロヤニ検問所で、車に乗った不審な様子の高齢女性が発見された。その女性は杖をつき、まともに歩けない状態で、ウクライナ国境警備隊の質問に一切応じなかった。すべての質問に同乗していた運転手が代わりに答えたことを不審に思った国境警備隊が調査を行った結果、変装した30歳のウクライナ人男であることが判明した。

国境警備隊は「男が女装して国境を越えようとする試みは極めてまれだが、後を絶たない」と説明したうえで、「不法に国境を越えようとした男と、それを手助けした運転手もそれぞれ行政処分および刑事罰の対象となる」と述べた。
女装による越境を試みた事例は開戦以降、複数回摘発されている。2024年5月には、かつらと化粧を施し妹のパスポートを使ってルーマニア国境を越えようとした44歳のウクライナ人男が拘束された。同年12月には、ポーランド行きの列車内で性別適合手術を受けたと主張した25歳のウクライナ人男が、調査の結果虚偽であることが判明し身柄を拘束された。

長期化する戦争で兵力不足に直面しているウクライナでは、脱走兵や兵役忌避者の問題が深刻化している。今年1月、ミハイロ・フェドロフ国防相は「約20万人のウクライナ兵士が無断離隊(AWOL)状態にある」と明らかにしたうえで、「約200万人のウクライナ人が兵役忌避の疑いで指名手配中だ」と述べた。現在ウクライナでは25歳から60歳の男性が徴兵対象となっており、18歳から60歳の男性には出国禁止措置が取られている。200万人の男性がウクライナ国内に潜伏しているか、不法に国境を越えたことを意味する。














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