
タイの最大の祝祭であり、ユネスコ無形文化遺産にも登録されているソンクラーンで今年も人命被害が相次ぎ、暗い影を落としている。祭りの開幕からわずか3日間で死者が100人近くに達するなど、早急な安全対策が求められている。
14日(現地時間)、タイのバンコク・ポストなど海外メディアは、ソンクラーンの連休期間である10日から12日までの3日間で、全国で計515件の交通事故が発生し、これにより95人が死亡し、486人が負傷したと報じた。
ソンクラーンはタイの伝統的な新年行事で、水で厄を払い、幸福を願う意味が込められている。ユネスコ無形文化遺産にも登録されているこの祭りは、水を掛け合いながら互いの安寧を祈る文化として、毎年世界中から観光客が訪れる代表的な祝祭行事だ。
事故原因はスピード違反が全体の46%で最も多く、飲酒運転が24.5%でこれに続いた。事故全体の77%はオートバイ運転中に発生したことが判明した。祝祭期間中は水をかけ合う行事であるため視界確保が困難で路面が滑りやすくなる点も事故増加の要因として指摘されている。
祝祭期間中、交通法規違反で有罪判決を受けた運転者は1,750人に上り、そのうち92%が飲酒運転関連の容疑だった。
ソンクラーン期間中は交通事故だけでなく、各種犯罪の発生も増加している。タイ当局が主要観光地に大規模な警察力を配置したにもかかわらず、外国人観光客を狙ったスリや水遊びを装った性的暴行の通報が相次いでいるという。
タイのメディアはソンクラーンの前後1週間を「危険な1週間」と呼び、関連事故を重点的に報じている。実際、昨年の同時期には1,539件の交通事故が発生し、253人が死亡した。
タイ政府は今年、ソンクラーンのユネスコ登録を記念して「ワールド・ソンクラーン・フェスティバル」として規模を拡大して開催している。これを受け当局は飲酒運転やヘルメット未着用の取り締まりを強化したが、群衆管理や道路安全対策など、より実効的な安全対策が必要だという声が上がっている。













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