メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

泳いだだけで失明の危険?欧州全土に忍び寄る「アフリカの悪夢」、人の体を食い荒らす「殺人寄生虫」が拡散中!

有馬侑之介 アクセス  

引用:Shutterstock
引用:Shutterstock

ヨーロッパの有名リゾート地を中心に、淡水カタツムリの寄生虫が拡散しており、注意が必要だという警告が出された。

9日(現地時間)、英メディアのデイリー・メールは「寄生虫を持ち帰った英国人旅行者の数が過去最高を記録した」と報じた。また、専門家の意見を引用し、主に淡水カタツムリに寄生し、人間にも感染する恐れのある寄生虫が、ヨーロッパの人気リゾート地で増加していると警告した。

英紙テレグラフも「ここ数年、フランスのコルシカ島の河川や湖で、カタツムリを媒介とする致命的な感染症『住血吸虫症(Schistosomiasis)』が拡大している」とし、「スペインやポルトガルなど南ヨーロッパの一部地域でも感染例が報告されている」と報じた。

住血吸虫症は「カタツムリ熱(Snail Fever)」または「ビルハルツ住血吸虫症(Bilharzia)」とも呼ばれ、寄生虫に感染したカタツムリが生息する淡水で泳いだり入浴したりすることで感染する。本来はサハラ以南のアフリカ地域に限定されていた熱帯病であったが、最近では、セネガル共和国などアフリカからの旅行者を通じてヨーロッパにまで広がったと推測されている。スペインやポルトガル、フランスの一部地域など、ヨーロッパの人気リゾート地の淡水湖や河川で発症例が報告されている。

カタツムリに寄生する住血吸虫は、人間の皮膚を突き破って侵入し、数千個の卵を産む。この卵が体全体に広がり、重要な臓器に障害を引き起こす。発熱、発疹、咳、下痢、筋肉や関節の痛み、腹痛などの症状が現れ、適切な時期に治療しなければ、不妊や失明はもちろん、深刻な臓器障害、さらには膀胱がんを引き起こす可能性があるとされている。

英国保健安全保障庁(UKHSA)によれば、2022年に英国では123件の症例が記録されたという。これは前年の2倍以上であり、新型コロナウイルスのパンデミック以前に記録された数値のほぼ3倍に達する。

世界保健機関(WHO)によると、2021年には2億5,000万人以上がカタツムリ熱に感染し、そのうちの90%がアフリカで発生。カタツムリ熱は、合併症により毎年約1万2,000人が死亡すると推定されている。

ロンドン自然史博物館の吸虫カタツムリ資源部門(Schistosome and Snail Resource)で主任研究員を務めるボニー・ウェブスター氏は、テレグラフに対し、この寄生虫がアフリカからの旅行者を通じてヨーロッパに広がったと推測されると述べた。

ウェブスター氏は「カタツムリ1匹が感染すると、カタツムリ全体が感染し、その感染したカタツムリにより人間が感染する」とし、「気候変動によりヨーロッパ水域の水温が上昇し、虫が生息しやすい環境が生まれ、観光客によって虫が多く流入することでヨーロッパ大陸での感染が増加している」と指摘した。

英国国民保健サービス(NHS)は、感染の兆候が現れていたり、寄生虫が発見された地域に滞在していた人は、専門医に助言を求めるよう勧告している。また、清潔な水で遊ぶことを心がけることも重要だとし、さらに、海や塩素処理されたプールでは寄生虫が生存できないと伝えている。

有馬侑之介
arimay@kangnamtimesjp.com

コメント0

300

コメント0

[トレンド] ランキング

  • 「嫉妬か、それとも...」5歳少女、“生後21日の妹”を窓から投げ落とし死亡!
  • 「目覚めたら、なぜかタイ訛りに...」脳卒中で倒れた29歳女性、世界で100件未満の“珍しい病気”発症!
  • 「腎臓が必要...」余命宣告を受けた女性が末期がん男性と「契約結婚」!その先に待っていた“意外な結末”
  • 「妻なしでは生きられない...」90代夫婦、手を取り合い“尊厳死”で最期を迎える
  • 「パンに生ゴキブリ混入!」中国人気パンに衝撃事件、消費者激怒もメーカーは“補償拒否”
  • 「機内で寝ている乗客をフォークで刺傷」...元神学生のインド人、機内凶行でフライト中断!

こんな記事も読まれています

  • 「デザイナー絶句」…AIが創った“スーパーカー”が自動車デザインを塗り替える!
  • 【トヨタの本気】新型プリウス、燃費も走りも妥協なし…“静かな革命”が始まる
  • ネヴェーラ、“1.81秒×時速412km”で電気の限界を超えた「究極のハイパーカー」公開!
  • 【2025年版】信頼性が最も低い新車トップ10…CR調査でフォード勢がワースト独占
  • 「20周年モデル最新情報!」2027年のiPhone、ついに“ベゼルゼロ×画面内Face ID”が現実に?
  • 「制御不能の強い男たち」…トランプと習近平が示す、世界を揺るがす“危険な政治手法”
  • 「寝るとパンになる犬」目と鼻はどこ?秋田犬・ジンの“つぶれ顔”が可愛すぎて笑撃!
  • 「いや、まだ寝ちゃダメだ…くぅぅ」眠気との“壮絶バトル”の後、“見事K.O.”されるルフィーの姿に爆笑の嵐!

こんな記事も読まれています

  • 「デザイナー絶句」…AIが創った“スーパーカー”が自動車デザインを塗り替える!
  • 【トヨタの本気】新型プリウス、燃費も走りも妥協なし…“静かな革命”が始まる
  • ネヴェーラ、“1.81秒×時速412km”で電気の限界を超えた「究極のハイパーカー」公開!
  • 【2025年版】信頼性が最も低い新車トップ10…CR調査でフォード勢がワースト独占
  • 「20周年モデル最新情報!」2027年のiPhone、ついに“ベゼルゼロ×画面内Face ID”が現実に?
  • 「制御不能の強い男たち」…トランプと習近平が示す、世界を揺るがす“危険な政治手法”
  • 「寝るとパンになる犬」目と鼻はどこ?秋田犬・ジンの“つぶれ顔”が可愛すぎて笑撃!
  • 「いや、まだ寝ちゃダメだ…くぅぅ」眠気との“壮絶バトル”の後、“見事K.O.”されるルフィーの姿に爆笑の嵐!

おすすめニュース

  • 1
    「ハマスが裏切った!」イスラエル、休戦合意にもかかわらず空爆再開…少なくとも7人死亡

    ニュース 

  • 2
    「政府が止まっても同盟は止まらない!」米空軍、“死の白鳥”B-1Bを日本へ…中・露・北を1時間で射程圏内に

    ニュース 

  • 3
    「政治介入の代償か」…マスク氏の政治行動でテスラ最大126万台“販売減”、競合EVは17〜22%増

    ニュース 

  • 4
    トランプ氏の「関税愛」にWPが痛烈一撃!撤廃しても米経済はびくともしない“冷徹な現実”を暴く

    ニュース 

  • 5
    「トランプのラブコールに対する答えか?」北朝鮮、2時間超の“巡航ミサイル発射”で実戦力誇示!

    ニュース 

話題

  • 1
    「安倍さんの友達は、僕の友達!」日米首脳が初会談で親交アピール、“関係強化”に意欲

    ニュース 

  • 2
    「このままでは中国に完敗だ!」ジェンスン・フアン、“AI覇権”を守る最後の切り札は“中国人材の受け入れ”だ

    ニュース 

  • 3
    TXT、13作連続オリコン1位!『Starkissed』でキャリアハイ&日本5大ドーム制覇へ!

    K-POP 

  • 4
    キム・スヒョン側弁護士、「故キム・セロン氏の死因は“家族断絶と自傷行為”」と主張…法的攻防が再燃!

    エンタメ 

  • 5
    「トッポッキ王国」3世ハ・ミンギ、185cmビジュでK-POP界デビューへ!

    エンタメ