
ブラジル・サンパウロで中国人実業家が強盗に襲われ発砲を受けたが、所持していたカバン内のノートパソコンが弾丸を防ぎ、命を取り留めた。
9日(現地時間)、サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は、リウ氏が1日、仕事を終えて帰国のためホテルへ向かう途中、強盗に襲われたと報じた。
ホテル近くのガソリンスタンドで、黒いマスクを着けた強盗が突然現れ、銃を構えた。リウ氏はパスポート、財布、ノートパソコンの入ったカバンを持って逃れたが、iPadやハードドライブ、土産品を入れた旅行バッグは奪われた。
襲撃の際に銃声を聞いたが、痛みがなかったため玩具の銃と誤認した。
しかし、その後空港の保安検査でノートパソコンに弾痕が残っているのを確認し、実際に銃撃を受けていたことが判明した。
現地警察によると、ブラジルでは銃器を使った強盗事件が相次いでいる、奪われた旅行バッグの回収は困難とみられる。
リウ氏は自身の銃撃体験をSNSで公開し、ブラジル滞在時は屋外を不用意に歩かず、目立つ服装を避けるよう注意を呼びかけた。
さらに、銃を持つ強盗に遭遇した際は、所持品をすべて放棄して即座に逃れることが最も重要だと強調した。
投稿に対して「ノートパソコンのブランドが気になる」「多国籍企業は従業員に安全対策研修を実施すべきだ」などの声が寄せられた。
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