
19日(現地時間)、タイのメディア『The Tiger』などの報道によると、サラブリ県出身の29歳の男ジョー容疑者は、性的少数者コミュニティにおいて意図的にHIVを感染させた疑い、および薬物を介して性行為を要求した疑いで起訴されたと伝えられている。
匿名の告発者A氏は前日、複数のメディアに直接連絡を入れ、「ジョー容疑者に法的処罰を受けさせたい」と明らかにしたことで、事件が表面化した。
A氏によると、A氏の弟はジョー容疑者と交際中に彼が隠していた薬物を発見し、そこで初めて彼がHIV陽性者であることを知ったとされる。
ジョー容疑者は「A氏の弟から尋ねられなかったため、自ら明かさなかった」と主張している。
弟はその後、今年9月の検査でHIV陽性判定を受け、ジョー容疑者との関係を断絶した。しかしその過程で、ジョー容疑者は「自身の状態を他人に話せば危害を加える」と脅迫したとされる。
A氏によると、ジョー容疑者はコンケンに留学していた当時にHIVに感染したとみられている。ジョー容疑者は薬物を使用し、避妊具を用いない集団での性行為に関与していたことが判明した。またA氏は「ジョー容疑者は公衆トイレを頻繁に訪れ、他人を覗き見したり、わいせつ行為を行っていた」と伝えたほか、「出会い系アプリで性行為を持ちかけ、薬物と性を交換していた」とも証言している。
ジョー容疑者はサラブリだけでなく、コンケン・チョンブリー・バンコクなど複数地域に性行為の相手を持っていたとされる。さらには、自身の体液が付着した下着を400〜500バーツ(約1,600〜2,000円)で販売していた事実も判明した。
A氏は「これ以上の被害者を出してはならない」とし、ジョー容疑者に対する厳しい法的措置を求めている。
警察および地方政府関係者は現在、事実関係を確認しているが、現時点で公式な立場は示されていない。













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