
英国で生後18か月の赤ちゃんが、家庭用の排水口用洗剤を牛乳と間違えて飲み、心停止を起こしたうえ、口や舌、気道に熱傷を負う事故が発生した。
19日(現地時間)、英『デイリー・メール』や『ザ・サン』などの海外メディアの報道によると、今年5月、英バーミンガムに住むサム・アンワル・アルシャメリちゃん(当時生後13ヶ月)は、浴室を掃除していた母親の背後に近づき、床に置かれていた瓶を手に取って飲んでしまったとされる。瓶に入っていた白い液体は排水口洗浄剤であった。
父親のナディン・アルシャメリ氏(37)は「妻はサムが後ろにいるのに気づかなかった」と述べ、「息子はそのボトルに入った液体を牛乳だと思ったようだ」と当時の状況を説明した。気づいたときには、すでにサムちゃんは洗剤を飲んでしまっていたと報じられている。
サムちゃんは急いで病院に搬送され、救急室で心停止を起こした。アルシャメリ氏は「子どもの心臓がほぼ3分間停止した」と述べ、「医療スタッフが蘇生させ、集中治療室に移送した」と当時の状況を説明した。
しかし、サムちゃんの気道と口、舌が熱傷を負い、さらに唇もほとんど癒着した。食事や飲水、発話などの日常的な活動が困難となった。
アルシャメリ氏は「医療スタッフもこのようなケースは初めてだと言っていた」と述べ、「最高の医師を探す必要があるとの助言を受けた」と説明した。
サムちゃんは2か月間の集中治療を受けた後、退院し自宅で治療を続けている。緊急再建手術の待機リストに載っているが、手術日程はまだ未定である。
アルシャメリ氏は息子の手術費と薬代を工面するため、オンライン募金サイト『GoFundMe』にページを開設した。さらに「妻と私は家賃や食費などを何とかやりくりしている」と述べ、「助けが必要だ」と窮状を訴えている。













コメント0