夜5時から深夜まで“男だけの楽園”営業、マレーシア当局が語る男性専用ウェルネスセンターの危険なビジネスモデル

男性専用の健康施設で男202人が裸で逮捕された。

30日（現地時間）、マレーシアのメディア『THE STAR』によると、11月28日午後8時頃、クアラルンプール市内のラジャ・ラウト・ロードにあるウェルネスセンターを対象に、現地警察は連邦直轄地イスラム宗教局（JAWI）と合同で取り締まり作戦を実施した。

表向きは男性専用の健康・ウェルネスセンターとして運営されていたが、実際には性行為を目的とした違法店舗だったことが判明した。利用者は登録料10リンギット（約377円）を支払った後、訪れるたびに35リンギット（約1,320円）を支払っていた。この店舗は、退勤後に休息を求める男性を対象に午後5時から深夜まで営業していた。

この店舗は8カ月間運営され、当局は「男性利用客の不道徳な活動が疑われる」という通報を受け、2週間情報を収集した後に急襲した。取り締まりの結果、男性202人が刑法第387B条（非自然的性行為に関する）違反の容疑で現場で逮捕された。

逮捕された中には、医師、高位の検察官、教師などの公務員17人を含む韓国人、中国人、ドイツ人などの外国人も多数含まれていた。イスラム教徒（ムスリム）80人にはJAWIがシャリーア（イスラム法）刑法第29条（公共の場での不道徳な行為）を適用した。

現地メディアは、拘束されていた男性のうち現地人171人の勾留請求が却下され解放された一方、外国人31人はまだ拘留中だと報じた。