
女性歌手が、人工知能(AI)のディープフェイク技術を用いて自身の顔が合成されたポルノがオンラインで拡散されていることを知り、直接警察に被害届を提出した。
1日(現地時間)、タイのメディア「カオソッド」の報道によると、タイの歌手イン・ワラントーン氏は、バンコク北部の政府庁舎を訪問し、「誰かが悪意を持ってAI技術を利用し、私の顔をポルノに合成してソーシャルメディア(SNS)に拡散させたことで、名誉と尊厳が深刻に損なわれた」として、告訴状を提出した。
通報を受けたタイ警察は、その後4つのSNSアカウントで関連するコンテンツとメッセージを確認し、イン氏に通知した。現在、関連証拠の収集を進めている。
警察は、「他人の権利を侵害する映像やメッセージを制作する者だけでなく、共有・伝達する者も法的措置を受ける可能性がある」とし、「加害者を迅速に追跡し、法の裁きを受けさせる」と警告を発した。
一方、イン氏は2007年にガールズグループ「チリホワイトチョコ」としてデビューし、2009年にグループを脱退した。2015年にソロ歌手として復帰した後、デビューシングル「インサムニア」(Insomnia)で人気を獲得し、2020年の「MAMA AWARDS」で「ベストアジアンアーティスト」部門を受賞している。













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