
イランの産業技術博覧会で公開された「先端ヒューマノイドロボット」が、人間の変装であったと判明し、物議を醸している。オンライン上では嘲笑が広がる事態となった。
イランのIT専門メディア「Zoomit」などが6日(現地時間)に報じたところによると、最近キーシュ島で開催された「Kish Inox Tech Expo」において、男女型のヒューマノイドロボットがお目見えし、来場者の関心を集めるに至った。2体は2進法を模した模様の衣装を着用し、機械的な動作を演出していた。
現場で瞬きや呼吸、顔のニキビ跡などが確認されたことで、「本当にロボットなのか」との疑念が浮上した。特に女性型は自身を「ミス・データ」と名乗り、「ブロックチェーン空間に居住し、共有されたデータコードで動作する」と発言し、注目を集めたとされる。
その後、当該ロボットが人間の変装であったことが判明し、嘲笑と批判の声が一気に広がった。物議が拡大したことを受け、イラン当局は事態の収拾に乗り出した。
科学技術分野の政府高官は、「政府や主催者は関与しておらず、民間企業が広告目的で実施したものだ」と釈明している。また、「責任は実施した企業側に帰属し、政策決定者が人間をロボットに偽装させるよう指示した事実は一切ない」と強調している。













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