
マレーシアにおいて、交通事故に遭遇した女性が服装規定違反を理由に警察署への入館を拒否され、物議を醸している。
香港メディア「サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)」など海外メディアが10日(現地時間)に報じたところによると、追突事故に遭遇した女性(56)が、事故の通報のため警察署を訪問した。女性は、膝が見えるスカートを着用していた点を理由として入館を拒否された経緯がある。
事故では女性の車両後部が大きく損傷したが、人的被害は発生しなかった。警察官は、女性に怪我はなく自力で歩行できる状態であったため、警察署に入るにはズボンに着替えるよう指示を与えた。
女性は事情を説明し、柔軟な対応を求めたが、受け入れられることはなかった。最終的には、近くのショッピングセンターでズボンを購入して着替えた後に、警察署への入館が許可された。
女性はさらに「どこに行くにも長ズボンを持ち歩くわけにはいかない。いつ事故が発生するかは誰にも予期できない」と不満を表明した。
ジュルカイリ・ムクタール警察庁長は、「女性が政府機関の服装規定に違反していたため、入館を許可しなかった」とし、「緊急かつ即時の対応が必要な場合を除き、服装規定は遵守されるべきである」と説明している。













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