
中国のあるオンライン衣料品ショップが、マウスパッドや靴下などの生活用品を衣類のタグとして活用し、返品率を大幅に下げたことで注目を浴びている。
1日、「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」の報道によると、中国・江蘇省に住むオンラインショップ運営者のワン氏は、マウスパッドや靴下など実用的な日用品を衣類のタグとして取り付ける手法を導入した。これにより返品率の低下とともに、わずか2週間で売り上げを2倍に急増させた。
ワン氏は深刻な返品問題を解決するため、従来の紙タグの代わりに日用品をタグとして付ける工夫を開始した。マウスパッドのほか、紙箱で作られた灰皿、靴下、さらには下着までタグとして活用しているという。
この手法は大きな効果を上げた。ワン氏が販売するシャツやズボンは1着あたり約140元(約2,900円)で、タグ制作に商品1点につき6~7元(約125円~145円)の追加コストがかかるものの、返品を大幅に減らすことができたと指摘している。
実際にタグを実用品に変更して以降、売り上げは急速に伸び、短期間で2倍に増加した。中国のSNS上では、「発想が斬新である」「実用的で無駄がない」といった好意的な反応が続出している。
中国の電子商取引(EC)プラットフォームでは、消費者保護のため「7日以内であれば理由を問わず返品可能」という制度が導入されている。その一方で、この制度を悪用し、衣服を着用して写真撮影やイベントに使用した後に返品するケースも少なくなく、販売者の負担が大きいとの批判が出ている。ワン氏も高い返品率に苦慮していた一人であり、こうした状況が今回のアイデアを生むきっかけになったと言及した。
ワン氏は「多くの返品は、商品が写真と違うという理由で起きている」とし、「私は写真を過度に加工せず、実際の着用感をそのまま見せている」と言明した。購入者からは「マウスパッドと灰皿を受け取ってすぐに使用した。ズボンを2本買ったことを忘れそうになった」という声や、「他にはないオンラインショッピング体験であった」と評価するコメントも寄せられている。













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