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2025年07月04日金曜日
ホームニュース「軍が過激なイデオロギーに汚染」...トランプ政権の「トランスジェンダー禁止」で数千人が退役危機!

「軍が過激なイデオロギーに汚染」…トランプ政権の「トランスジェンダー禁止」で数千人が退役危機!

引用:Newsis
引用:Newsis

ドナルド・トランプ米大統領の「トランスジェンダー軍勤務禁止」政策により、米軍内の数千人のトランスジェンダー兵士が退役の危機に直面している。

Newsisの報道によると1日(現地時間)、BBCの報道で、米陸軍所属のカーラ・ココラン少佐と海軍所属のレイ・ティンバーレイク中尉は、トランプ大統領の新政策により事実上退役を強いられることになった。

トランプ大統領は行政命令を通じて、性別違和(ジェンダー・ディスフォリア)の診断歴または既往歴がある軍人の服務を禁止した。その理由は「軍が過激なジェンダー・イデオロギーに汚染された」というものだった。

米国防総省は新規則に基づき、自発的に退役しない場合は非自発的退役手続きを進める方針で、この場合は年金や福利厚生が半減する可能性がある。

ココラン少佐は17年間陸軍に勤務し、アフガニスタンなどで小隊長および中隊長として従軍してきた。2018年に自身を女性としてカミングアウトし、その後法的に性別と名前を変更、ホルモン治療と手術を受けている。

しかし先月、陸軍リーダーシッププログラムの卒業式2日前に、ペンタゴンの指示に従い男性の規定通りに髪を切り、男性用制服を着用しなければならなかった。ココラン少佐は先月6日の自発的退役申請期限までに退役を申請しなかった。非自発的退役の可否は今月6日までに決定される予定だ。

海軍中尉のティンバーレイク中尉は17歳で入隊し、空母ニミッツと中東で勤務した。出生時は女性として登録されたが、2020年に自身を男女の区別のない「ノンバイナリー」としてカミングアウトした。

トランプ大統領の再就任後、ティンバーレイク中尉は家族の支援を受けられる東部基地への転属を要請し、強制退役に備えて自発的退役を申請したが、まだ承認が下りず不安定な状況が続いている。

米国防総省は禁止措置が軍の医療・準備態勢の基準を維持すると主張しているが、人権団体やトランスジェンダーの軍人たちは差別だとして反発している。

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