暗号資産(仮想通貨)に関する分析チャンネル「インベストアンサーズ(InvestAnswers)」の運営者が、ビットコイン(BTC)が金(ゴールド)を上回る展開になるとの見通しを示した。

米暗号資産メディア「デイリーホドル」によると、同氏は自身のYouTubeチャンネルに最近投稿した動画の中で、このような見通しを言及した。同チャンネルの登録者数は現在、56万5,000人に達している。
彼は、ビットコインが時価総額において代表的な仮想通貨資産であり、今後数ヶ月間にわたり、貴金属である金を上回るパフォーマンスを見せる可能性が高いと分析した。
特に、金が最近3,500ドル(約49万8,977円)まで急騰した後、過熱買いの状態に入っていると指摘した。
さらに「ビットコインとナスダックの相関関係を見ると、両者は極めて密接に連動している。これは、ビットコインがリスク資産とみなされる一方、金はリスク回避資産とみなされるためだ」と述べ、「ビットコインと金の相関関係は一貫性がない。約半分の期間では相関が見られず、残る半分では一定の相関が確認されている」と解説した。
また、「ビットコインはすでに半減期後、力強いラリーを展開し、史上初めて半減期前に過去最高値を更新した。それにもかかわらず、金との相関関係は依然として低い状態だ」と付け加えた。
同氏は現在の市場動向を基に単純な視点から分析すると、今後の広範な市場変化に伴い、ビットコインと金の間の相関性が徐々に高まる可能性があると見ている。
そして「金は過熱感が強まっていることから、平均回帰の調整が行われると予想され、これに対し、ビットコインには上昇の余地がある。今後6ヶ月間で金に対する相対的な上昇が予想される」と強調した。
米国の経済専門メディア「マーケットウォッチ」も2023年末に類似の分析を発表している。当時の記事では、ビットコインが金よりも高い収益率を記録する可能性が高いことと、両資産間の相関関係が徐々に弱まっていることが指摘された。