1,600km離れた場所で発見された、愛犬の驚くべき旅
約1,600kmも離れた全く知らない地域で、行方不明になった愛犬が発見されるという出来事が起こった。
その驚くべき出来事の主人公は、米国ユタ州で行方不明になった「ヒューイ(Huey)」という犬だ。

10日(現地時間)、米メディアUPI通信の報道によると、最近テキサス州の動物保護施設に保護された捨て犬を健康診断している最中に思わぬ事情が明らかになり、話題を呼んでいるという。
この犬は保護施設にいる間、活発で健康な姿を見せ、職員たちの注目を集めていたが、マイクロチップをスキャンした結果、なんと1,600km以上離れたユタ州に登録されていることが判明した。
愛犬の謎に包まれた長距離旅
ヒューイの飼い主によると、犬は友人宅に一時預けられていた際に突然姿を消したという。その後、必死に探し回っても見つからなかったが、テキサス州の保護施設から連絡を受け、「信じられない」と驚きを隠せなかったとのことだ。
ヒューイがなぜ短期間でこれほど遠くに移動できたのかは、依然として定かでない。地域住民の一部は「トラックや車に偶然乗せられたのではないか」との推測を立てているものの、正確な経路は不明のままだ。
奇跡的に生還したヒューイの話に感動した州は、ヒューイの帰宅費用として約2,000ドル(約28万6,000円)を自発的に募金した。保護施設は早急にヒューイをユタ州に送り返し、長い間待ち続けた飼い主との再会を支援するとの計画だ。
ネットユーザーからは「この犬は本当に伝説だ」、「飼い主も犬も驚いただろう」、「マイクロチップの重要性がよくわかる」といった驚きと安堵の声が寄せられている。