メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

【国際的危機】米国債売り圧力激増、利回りが20年ぶり5%突破!米国の「信用格下げ」と財政赤字で国際市場大波乱

織田昌大 アクセス  

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません

世界の国債市場が急激な売り圧力に直面し、崩壊の兆しを見せている。特に長期国債が投げ売りの対象となっている。

米国の30年物国債利回りが21日(現地時間)に心理的節目の5%を突破した。日本の40年物国債利回りは一時史上最高水準に急騰した。

投資家が長期国債を手放す中、価格と反対に動く利回りが急上昇した。国際格付け会社「ムーディーズ」が16日に米国の国家信用格付けを引き下げた衝撃に加え、米財務省の20年物国債入札の結果が振るわなかったことも国債利回りの急騰を招いた。

米国の投資週刊誌「バロンズ」によると、米国の長期金利の指標である30年物国債利回りは、19日に続き二度目の5%突破を記録し、5.022%に達したという。30年物利回りが5%台を記録したのは約20年ぶりだ。特に2023年10月以降、終値ベースで利回りが5%を超えたことはなかった。

市場金利の指標である10年物国債利回りも、心理的節目の4.5%を突破し、この日、4.539%まで急騰した。

日本国債も売り圧力にさらされた。日本の30年物国債利回りはこの日、取引中に3.1872%まで上昇し、2006年以来20年ぶりの高水準を記録した。日本国債40年物の利回りは取引中に史上最高値を記録した。

英国の長期国債も0.05〜0.08%ポイント上昇し、4月中旬以来の高値を付けた。

米国債利回り上昇の背景には、主に二つの要因がある。まず構造的な問題がある。ヘッジファンドやミューチュアルファンド(投資信託)など価格に敏感な投資家が最近債券市場の主役となり、市場のボラティリティが高まっている。通常、国債市場の大口投資家である中央銀行は価格変動を気にしないが、ヘッジファンドなどは異なる。

ドナルド・トランプ米大統領の予算案も米国債への不安を高めている。トランプ大統領は減税と財政支出の拡大を同時に推進している。この政策により、米国の負債規模は2034年までに3兆3,000億ドル(約472兆4,753億円)増加すると予想されている。膨大な負債を賄うには大規模な国債発行が不可避であり、これは国債価格を押し下げ、同時に国債利回りを押し上げる。

また、政府がこの膨大な負債を負担できずに破綻するのではないかという懸念も浮上している。ニュービンの債券戦略責任者、トニー・ロドリゲス氏はバロンズに対し、トランプ政権の財政支出が全く減少していないと指摘した。

関税も米国債利回りを押し上げる要因となっている。関税が米経済の成長鈍化をもたらすと市場は予想している。成長率の鈍化は通常、中央銀行の金利引き下げ観測につながり、国債利回りを押し上げる。しかし一方で、景気減速が政府の税収減少を招き、国債発行を促す可能性もある。

米国債利回りが上昇する中、日本銀行(BOJ)も国債市場に冷や水を浴びせた。BOJは極めて異例な措置として国債購入を縮小した。

バンク・オブ・アメリカ(BofA)証券のグローバル金利通貨調査部は分析レポートで、現在の市場状況を「急激なイールドカーブのスティープ化(big bang bond steepening)」と評した。利回り曲線の傾斜が急になるということは、長期国債利回りが短期国債利回りよりもはるかに急速に上昇することを意味する。BofAは「この急激な利回り曲線リスクが最も顕著なのは米国であり、その次に日本、ユーロ圏(ユーロ使用20か国)、そして英国が続く」と分析した。

ただし、欧州は政府の財政赤字問題が深刻ではないため、国債の売り圧力は比較的緩やかだ。

織田昌大
odam@kangnamtimes.jp

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • サブプライム再来の恐れ「いま金融資産を減らせ」…ウォール街の“債券王”がぞっとする警告
  • 未成年性犯罪で終わった元アイドル、刑務所で死亡説…中国SNSのデマ祭りが止まらない
  • 中国の若者から未来が消えた…35歳で“強制リタイア”が常識に
  • 昼間にビール飲んだら約5万円罰金!?タイの新飲酒ルールに日本人旅行者が騒然
  • 「満足した?」と演技で誘導…ミャンマー人女性、加害者をSNSで釣り上げて即逮捕!
  • 「報われるのは一部だけ?」、米国43日閉鎖で無給勤務の空港職員に1万ドル支給めぐり物議

こんな記事も読まれています

  • 「スーパーカーはいらない」、Z世代女性スター4人が“毎日SUV”を選んだ理由
  • 米国でマツダ“本気EV”が出現、世界市場巻き返しの狼煙
  • ハンドルが震えた瞬間、それは“危険信号”走行中の異常振動に要注意
  • トヨタは本当にやった、電動ピックアップで“実用性の壁”突破
  • 体液付き下着までネットで販売、異常な行動次々…タイでHIV“故意感染”疑惑
  • 「爪で軽くタッチして2万円」、米セラピーに利用者が列を作る
  • 東京、世界経済の頂点へ返り咲く!ニューヨークを押さえ圧巻の1位
  • “チンパンジー戦争”の本当の狙いは繁殖?…戦後、出産数が2倍に

こんな記事も読まれています

  • 「スーパーカーはいらない」、Z世代女性スター4人が“毎日SUV”を選んだ理由
  • 米国でマツダ“本気EV”が出現、世界市場巻き返しの狼煙
  • ハンドルが震えた瞬間、それは“危険信号”走行中の異常振動に要注意
  • トヨタは本当にやった、電動ピックアップで“実用性の壁”突破
  • 体液付き下着までネットで販売、異常な行動次々…タイでHIV“故意感染”疑惑
  • 「爪で軽くタッチして2万円」、米セラピーに利用者が列を作る
  • 東京、世界経済の頂点へ返り咲く!ニューヨークを押さえ圧巻の1位
  • “チンパンジー戦争”の本当の狙いは繁殖?…戦後、出産数が2倍に

おすすめニュース

  • 1
    ハンバーガー丸呑みチャレンジに挑んだ22歳、窒息で瀕死…“バカな流行”が命を奪う時代

    トレンド 

  • 2
    薬物注射直前に減刑→その後に気絶…“死刑から救われた男”の情けない結末に米国騒然

    トレンド 

  • 3
    戦争、別居、手紙だけ…それでも83年。108歳夫と107歳妻の“昭和を超えた夫婦物語”が凄すぎる

    トレンド 

  • 4
    「死ぬ直前にライオンに襲われていた」冷凍マンモスのRNAが語る“最後の瞬間”が生々しすぎる!

    トレンド 

  • 5
    妻は冷凍保存しておきながら愛人とラブラブ…「これもうSFじゃなくて単なる節操なし」

    トレンド 

話題

  • 1
    300万ドル超“ピンク御殿”誕生、車庫ごとブランド化する“異次元センス”が話題沸騰

    フォトニュース 

  • 2
    寺院で露出、神聖樹に登る…バリで“迷惑観光”続発、警察が強制対応宣言

    旅行 

  • 3
    量産ラインから白い獣が出た、テメラリオ公開にざわつく

    フォトニュース 

  • 4
    「高級車なのに“指が落ちた”」BMWソフトクローズで190万ドル判決、技術安全に黄信号

    モビリティー 

  • 5
    「下着もつけずに踊り」…露出動画の拡散で、タイのタトゥー大会に批判殺到

    気になる 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]