米国ワシントンのホワイトハウスに集まった子どもたちが、キャロライン・レビット報道官にドナルド・トランプ大統領に関する質問を投げかけた。
AP通信によると、この日のホワイトハウスは「子どもを職場に連れて行く日」に合わせ、記者の子どもたちを招いて模擬記者会見を開催した。レビット報道官は約13分間、子どもたちの予想外の質問に答えた。
子どもの一人が「何人解雇しましたか？」と直球で質問。これはトランプ政権の連邦政府再編をめぐる議論を念頭に置いた質問とみられる。
レビット報道官は戸惑いながらも「トランプ大統領が何人解雇したかって？」と聞き返し、「自ら辞めた1人以外は解雇した人はいない」と答えた。
最近ホワイトハウスの国家安全保障担当補佐官から国連大使に転任したマイケル・ウォルツ大使を指すとの見方が多い。
ある子どもは「どのメディアが一番嫌いですか？」と尋ねた。メディアとの対立で知られているレビット報道官は「正直、その日によって違うわ」と笑って応じた。
メキシコ国境問題や気候危機などの政策的質問も出たが、子どもたちが最も興味を示したのはトランプ大統領の食生活だったという。
「大統領は1日にどれくらいキャンディを食べますか？」、「好きな食べ物は？」といった質問に、レビット報道官は「かなりの量のキャンディを食べる」とし、「ステーキ、チョコレートなどのトッピングをのせたアイスクリーム、マクドナルドのハンバーガーやフライドポテトが好き」と答えた。
現地メディアは、普段は記者たちの前で毅然とした態度を見せるレビット報道官が、子どもたちの素朴な質問に冷や汗をかいていたと伝えた。