メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「必ず紛失モードに!」盗まれたiPhoneの終着点は?香港を経由し行きつく先はやはりあの国

荒巻俊 アクセス  

引用:iPhone
引用:iPhone

アメリカやヨーロッパで盗まれたiPhoneが、いわゆる「中国のシリコンバレー」と呼ばれる広東省深圳市のあるビルに集まっていると、イギリスの「フィナンシャル・タイムズ」が21日報じた。

報道によると、イギリスのテック系起業家サム・アムラニ氏が盗まれたiPhoneの行方を追跡したことで、違法取引のルートが浮き彫りになったという。

アムラニ氏はロンドン・ケンジントンで仕事を終えた後、メッセージを送っていた際に、電動バイクに乗った2人組の男に購入からわずか4カ月しか経っていないiPhone 15 Proを盗まれた。

ヨーロッパと欧米では、スマートフォンの窃盗が巨大な闇市場を形成している。

ロンドン警察は今年2月、1週間で盗難スマホ約1,000台を押収し、230人を逮捕したと発表した。窃盗市場の規模は年間5,000万ポンド(約96億円)に上ると見られている。フランス・パリやアメリカ・ニューヨークの当局者もスマホ窃盗の横行に警鐘を鳴らしている。

アムラニ氏がAppleの紛失端末追跡サービス「iPhoneを探す」の機能を使って状況を確認したところ、自身のスマートフォンはロンドンのメリルボーン駅やウェストボーン・パーク駅など複数の地点を経由したのち、約1週間後には香港の九龍地区に到達していた。

その後、端末はさらに中国本土へと移動し、最終的にはロンドンからおよそ1万km離れた深圳・南園路沿いにある「飛揚時代ビル」付近が目的地であることが確認された。

飛揚時代ビルは近隣の他の店舗と同様、基本的には合法的な中古スマートフォンを扱うショッピングモールだが、特に海外モデルを専門に取り扱っていることで知られている。そのため、欧米で盗まれたスマホがここに集まる可能性が高いと指摘されている。

中国国内では、海外モデルの方がグローバルアプリストアにアクセスでき、価格も手頃なことから人気が高い。

パキスタン出身の業者ビラル・カーン氏は「300台のiPhoneを探している」と語り、輸入関税が低い「SIMロック付きアメリカモデル」を求めていると説明した。彼によれば、パキスタンの顧客は通話やモバイルデータよりもカメラやWi-Fi、ゲーム目的でスマホを使うという。

このビルに届いたiPhoneの「運命」は、元の持ち主が「紛失済み」として登録したか否かで分かれる。

「紛失」表示がされていないiPhoneは、SIMロックのない「白ロム」端末として比較的高値で販売される。一方で、紛失登録されたiPhoneは分解され、部品単位で売却される。前者の方が利益率が高いため、犯罪者が端末の元所有者に対して「ハッキングする」などと脅迫し、「紛失」表示の解除を強要するケースも報告されている。

また、深圳で販売される海外製スマートフォンの多くが香港を経由している点も注目されている。これは、香港では輸出入に関する税金がなく、通関制度も簡略化されているためである。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

コメント0

300

コメント0

[トレンド] ランキング

  • 20年間肺がんを研究してきた米国の権威、実は“3年間闘病中”だった…それでも「悔しくない」と語る理由は?
  • 【困惑】結合双生児の姉が結婚…「プライベートはどうしているの?」
  • 中国の大学生が「AI外骨格スーツ」を開発…まるで『アイアンマン』のようだと話題に
  • 監禁され暴行を受ける母を救うため、“911に電話して”と書いたメモを渡した米国の小学生
  • 「墓掘り」がアートに?ハンガリーで開かれた“異色の世界大会”が注目集める
  • 「手が樹皮のように変形、手術でも再発..」免疫不全が引き起こす“奇病”の壮絶な実態!

こんな記事も読まれています

  • 「中国では100万円安い!?」…世界がざわついた“日本ブランドSUV”の正体とは
  • 3.9秒で駆け抜ける巨体!…ベンツの血統とBYDの技術が融合した「デンザN8L」の衝撃
  • 【価格革命】マツダ「CX-70 PHEV」1万ドル値下げ…トヨタ・ホンダに挑む“コストパフォーマンス逆襲”
  • “動く彫刻”が示す新たなラグジュアリーの形…メルセデス・ベンツ「ビジョン・アイコニック」公開!
  • 【困惑】結合双生児の姉が結婚…「プライベートはどうしているの?」
  • 中国の大学生が「AI外骨格スーツ」を開発…まるで『アイアンマン』のようだと話題に
  • 監禁され暴行を受ける母を救うため、“911に電話して”と書いたメモを渡した米国の小学生
  • 「墓掘り」がアートに?ハンガリーで開かれた“異色の世界大会”が注目集める

こんな記事も読まれています

  • 「中国では100万円安い!?」…世界がざわついた“日本ブランドSUV”の正体とは
  • 3.9秒で駆け抜ける巨体!…ベンツの血統とBYDの技術が融合した「デンザN8L」の衝撃
  • 【価格革命】マツダ「CX-70 PHEV」1万ドル値下げ…トヨタ・ホンダに挑む“コストパフォーマンス逆襲”
  • “動く彫刻”が示す新たなラグジュアリーの形…メルセデス・ベンツ「ビジョン・アイコニック」公開!
  • 【困惑】結合双生児の姉が結婚…「プライベートはどうしているの?」
  • 中国の大学生が「AI外骨格スーツ」を開発…まるで『アイアンマン』のようだと話題に
  • 監禁され暴行を受ける母を救うため、“911に電話して”と書いたメモを渡した米国の小学生
  • 「墓掘り」がアートに?ハンガリーで開かれた“異色の世界大会”が注目集める

おすすめニュース

  • 1
    “動く彫刻”が示す新たなラグジュアリーの形…メルセデス・ベンツ「ビジョン・アイコニック」公開!

    フォトニュース 

  • 2
    【安全ショック】中国EV、ユーロNCAP衝突テストで“3つ星”続出…欧州が突きつけた現実

    フォトニュース 

  • 3
    「サムスン震撼」アップルが放つ“1万円ヒンジの刃”…折りたたみiPhoneが価格の常識を折る!

    IT・テック 

  • 4
    【禁断の家族史】金正恩の母コ・ヨンヒ、その“在日ルーツ”が示す北朝鮮最高権力の影

    ニュース 

  • 5
    「大谷も小心者だったのか…」→ “野球史上最も偉大な試合”で答えた!これがスーパースターの会話術だ

    フォトニュース 

話題

  • 1
    「こんな試合、二度とあってはならない!」大谷翔平、“6回10K無失点+3発”の狂気的な活躍でWS進出を決定づける

    フォトニュース 

  • 2
    「休み明けのだるさが消えない?」回復しない疲労は“慢性疲労症候群”かも

    ライフスタイル 

  • 3
    「突然のストレスで頭が膨らむような感覚」?“自律神経乱れ”で起こる体の異変に要注意

    ライフスタイル 

  • 4
    「まともな人だけ来てほしい」…最新調査で見えたアメリカ人の“選別的な寛容さ”

    ニュース 

  • 5
    体重100キロの犬が深夜に起こした“衝撃の行動”…寝ていた飼い主の顔を押し潰した理由とは?

    フォトニュース 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]