メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

180億円を投じた「中国版タイタニック号」…今やボロボロの「笑えない聖地」として話題

荒巻俊 アクセス  

引用:20世紀スタジオ・大湾新聞
引用:20世紀スタジオ・大湾新聞

中国が約100年前に沈没した豪華客船「タイタニック号」を実物大で再現するテーマパークの建設を進めていたが、着工から10年が経過した現在、事業は中断され、放置状態となっていることが分かった。

今月27日、中国メディア「大湾新聞」によると、四川省大英県(だいえい県)の岐江(キコウ)河畔で2015年6月に着工された「レプリカ・タイタニック号」は、現在も船体が建設途中のまま立てられており、錆びついた状態で放置されているという。この光景を一目見ようと、ネットユーザーたちが現地を訪れ、写真や動画を撮影する笑えない「聖地」と化している。

当初、この「レプリカ・タイタニック号」は、中国のエネルギー企業「七星エネルギー」が2015年に約10億元(当時のレートで約180億円)を投じて造船会社に建造を依頼し、着工したものだった。全長269.1m、幅28m、重量5万トンと、実際のタイタニック号と同じ規模で再現される予定だった。また、船体の内部も一等客室、宴会場、劇場、プールといった設備はもちろん、ドアノブなどの内装に至るまで忠実に再現するという構想だった。

地元当局と七星エネルギーは、1泊2,000元(約4万円)の宿泊料金で訪問客を迎え、パフォーマンスやパーティーを楽しめる5つ星クルーズ体験を提供する計画を立てていた。七星エネルギーのスー・シャオジュン会長は当時、「タイタニックの記憶を呼び起こしたい」と意気込みを語り、「正式オープンの際には、映画監督のジェームズ・キャメロン氏や俳優のレオナルド・ディカプリオ氏、女優のケイト・ウィンスレット氏を招きたい」と話していた。

引用:捜狐
引用:捜狐

実物のタイタニック号を、ドアノブに至るまで忠実に再現

出資企業「ディカプリオを招待したい」

レプリカ・タイタニック号は当初、2017年8月の完成を目指していたが、度重なる延期を経て、コロナ禍が続いていた2021年にも建設作業が続いていた。大英県の関係者は2021年、「年末までに船体建造を完了させる」と発表していたが、全10階建てのうち8階部分まで工事が終わった段階で、その後作業は停止されたままとなっている。

そのような状況の中、一部のネットユーザーたちが建設現場を訪れ、廃墟と化したレプリカ・タイタニック号の様子を撮影し、写真や動画をSNSに投稿し始めた。それをきっかけに、オンラインコミュニティやSNSでは「レプリカ・タイタニック号の近況」などのキーワードが話題を集めたという。

あるネットユーザーは昨年、大英県の当局にレプリカ・タイタニック号プロジェクトの現状について問い合わせたところ、「投資資金が途絶え、一時的にプロジェクトが中断されたが、全力で投資を誘致し、完成させる方針だ」との回答を受けたと伝えられている。

着工から10年を迎える中、最近、別のネットユーザーが建設現場をドローンで撮影しその映像をSNSに投稿した。それがまた話題となり、「レプリカ・タイタニック号の近況」とのキーワードが検索ワードとして再び注目を集めたという。

これを受けて、大湾新聞はプロジェクトに出資している七星エネルギーに進捗状況を問い合わせた。七星エネルギー側は「プロジェクトの再開を準備しており、必ず再開する」と回答したものの、プロジェクトが中断された具体的な理由や、当局が言及した資金の問題については詳細を避けたと同紙は伝えている。

一方、タイタニック号は、イギリスのホワイト・スター・ライン社が所有するオリンピック級の大型旅客船として建造され、当時としては世界最大規模を誇っていた。1912年4月10日にイギリス・サウサンプトン港を出航し、アメリカ・ニューヨークへ向かう途中、4月14日に北大西洋で氷山と衝突し沈没した。この事故で乗客2,224人のうち、約1,500人が命を落とした。

これは「世界で最も有名な沈没事故」とされ、1997年のジェームズ・キャメロン監督による映画『タイタニック』をはじめ、複数の映画や小説、ミュージカルなどで繰り返し描かれてきた。

引用:20世紀スタジオ
引用:20世紀スタジオ
荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

コメント0

300

コメント0

[トレンド] ランキング

  • 世田谷で40歳交際女性を殺害した30歳韓国籍の男、羽田空港で逮捕…別れ話が引き金に
  • クマ出没2,500件超…ついに自治体に「市街地発砲」の権限が下りる
  • 83分間の「赤い月」…8日未明、日本全域で皆既月食を目撃へ
  • スマホ中毒に“喝”!小都市が教訓を示す 夜10時以降は使用自粛、1日2時間以内を推奨する条例制定へ
  • 香港ディズニーランドで「人気アトラクション」に乗った50代男性が突然死…その理由とは?
  • 「なんでそこにいるの…?」元カレが試合会場に現れ“感情爆発”…涙を流し動揺しつつも執念の勝利をつかんだチェコ選手

こんな記事も読まれています

  • トヨタ新型「アルファード」公開!1065万円の最上級ラウンジ仕様、豪華装備とPHEVで“史上最強ミニバン”誕生
  • 【新型SUV】2026年型スバル・アウトバック登場!ワゴンから変貌し価格5,000ドル上昇、トヨタやホンダと激突
  • 新型ボルボ「XC70」PHEVで航続180km!39.6kWhバッテリー搭載の第4世代がついに登場
  • 【テスラ自動運転】イーロン・マスク「今年末までに全米の半分が自動運転」宣言…しかし、ラスベガス実験の現実は“手動運転のまま”
  • 世田谷で40歳交際女性を殺害した30歳韓国籍の男、羽田空港で逮捕…別れ話が引き金に
  • 「プーチンは最も悪質な戦犯」独メルツ首相、初の“名指し批判”、欧州指導者らも同調でロシア包囲網さらに強化
  • 「死亡説はフェイクだ!」トランプ氏、1週間ぶり登場で“健康異常説”を一蹴 「元気に活動していた」
  • 「1年3か月ぶりの再会」…金正恩とプーチン、北京パレードで“極秘首脳会談”へ!軍事協力再強化に注目

こんな記事も読まれています

  • トヨタ新型「アルファード」公開!1065万円の最上級ラウンジ仕様、豪華装備とPHEVで“史上最強ミニバン”誕生
  • 【新型SUV】2026年型スバル・アウトバック登場!ワゴンから変貌し価格5,000ドル上昇、トヨタやホンダと激突
  • 新型ボルボ「XC70」PHEVで航続180km!39.6kWhバッテリー搭載の第4世代がついに登場
  • 【テスラ自動運転】イーロン・マスク「今年末までに全米の半分が自動運転」宣言…しかし、ラスベガス実験の現実は“手動運転のまま”
  • 世田谷で40歳交際女性を殺害した30歳韓国籍の男、羽田空港で逮捕…別れ話が引き金に
  • 「プーチンは最も悪質な戦犯」独メルツ首相、初の“名指し批判”、欧州指導者らも同調でロシア包囲網さらに強化
  • 「死亡説はフェイクだ!」トランプ氏、1週間ぶり登場で“健康異常説”を一蹴 「元気に活動していた」
  • 「1年3か月ぶりの再会」…金正恩とプーチン、北京パレードで“極秘首脳会談”へ!軍事協力再強化に注目

おすすめニュース

  • 1
    金がついに暴騰!1オンス3,500ドル突破…FRB利下げ観測とトランプ政権の混乱で“安全資産”に殺到

    ニュース 

  • 2
    60歳差を超えた愛?孫娘のクラスメイトと恋に落ちた83歳女性…運命の出会いはディズニーランドから

    エンタメ 

  • 3
    初回放送で“陰謀論”を展開!?ツタンカーメンの死の秘密に迫る!新バラエティに注目

    エンタメ 

  • 4
    「お金を貸してくれというDMが沢山届く」売れっ子タレントが苦悩を告白?

    エンタメ 

  • 5
    「国家の力で犯罪が消滅」トランプ氏、ワシントンD.C.を“安全の聖地”に…犯罪多発地域への追加対応を宣言

    ニュース 

話題

  • 1
    「銀の時代が来た!」国際価格、14年ぶりに40ドル突破…FRB利下げ期待と需要急増で加速

    ニュース 

  • 2
    「世界の覇権は中国が奪う!」習近平氏、SCOで“秩序改革”を高らかに宣言…米国支配に真っ向から挑戦

    ニュース 

  • 3
    アリババ株が19%急騰!AI関連売上「3桁増」に投資家殺到、新興国市場も一転ラリー

    ニュース 

  • 4
    「手遅れだ!数年前にやるべきだった」トランプ氏、インドの“関税撤廃提案”を嘲り…米印貿易を“一方的惨状”と痛烈侮蔑

    ニュース 

  • 5
    スターシェフ娘チェ・ヨンス、12歳年上ディックパンクスのキム・テヒョンと結婚発表 家族反対乗り越え“5年愛”ゴールイン

    エンタメ 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]