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中国が「アメリカ内戦開始」と大々的に報道!不法移民取り締まりに300人が抗議、海兵隊投入まで

望月博樹 アクセス  

引用:Depositphotos

米カリフォルニア州ロサンゼルス(LA)で、不法滞在者の取り締まりに乗り出した移民当局とこれに反発する抗議者との衝突により、当局が催涙弾を発射するなど状況が悪化。中国の官製メディアは事実上内戦に近い状態だとし、混乱を強調した。

現場を取材していた一部の中国通信社所属の記者が催涙弾などを受けたという報道も出ている。

中国の官営新華社通信傘下のSNSアカウント「牛彈琴」は9日、「米国の『内戦』が始まった」とし、「もちろん二つの軍が実際に武力衝突しているわけではないが、トランプ2.0時代において米国で最も激しい街頭衝突が起きている」と述べた。

牛彈琴は「繁華な都市が今、中東の戦場のように見える」とし、「一方は中央政府のトランプ政権、もう一方は米国最大の州であるカリフォルニア州政府だ」と指摘した。

さらに「街の混乱は本来簡単に解決できるはずだが、トランプ大統領が火に油を注いだ結果、今さらに深刻化している」とし、「トランプ大統領の大規模な移民弾圧作戦は、永住権保持者を含む合法的な居住者にまで影響を及ぼし、これがカリフォルニア住民の強い反発を招いた」と分析した。

そして「移民問題は移民国家である米国にとって自然な現象で、計画的かつ戦略的な改革が必要だが、トランプ大統領は全く配慮せず、ただ圧力をかけているだけだ。これは問題解決ではなく、対立を激化させるものだ」と批判した。

同メディアは「これは米国のより大規模な『内戦』の予行演習だ」とし、「(トランプ大統領の残りの任期である)今後3年半の間に、我々は必ず歴史的な、さらに刺激的な出来事を目撃することになるだろう」と展望した。また、米国社会の分断がさらに深まると予測した。

LAでは不法滞在者の取り締まりにより、移民当局と抗議者の衝突が激化している。

6日、米国土安全保障省傘下の移民税関捜査局(ICE)の職員がLAで大規模な不法移民の取り締まりに乗り出したことを受け、トランプ政権の反移民政策と不法滞在者逮捕に反対する抗議が6日から7日にかけて行われた。

これに対し、不法移民の取り締まりに当たった職員は抗議者の排除のために催涙弾や閃光弾を発射。抗議はさらに激化し、抗議者300人余りと連邦職員が対峙する中、8日も抗議が続いた。

これを受けてトランプ大統領は7日、州兵の投入を命じ、海兵隊の投入までもが検討される事態となっている。

このような中、中国ではLA抗議現場で取材中の中国人記者が催涙弾などを受けたという報道も出ている。

官製英字メディア、グローバルタイムズ(環球時報)はこの日、「新華社通信によると、現場にいた中国人記者がゴム弾で左脚を負傷し、腫れと傷を負った」と伝えた。

同メディアは「現場にいた新華社通信の記者らは、衝突の最中に州兵が抗議者を排除するため催涙弾とゴム弾を発射するのを目撃した」とし、「事件を取材中の新華社通信の記者が催涙弾で腕を負傷し、写真記者はゴム弾で左脚を負傷した」と報じた。

望月博樹
editor@kangnamtimes.com

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