
米国のドナルド・トランプ大統領がホワイトハウスの状況室で国家安全保障チームと会談していると、CNNが17日(現地時間)にホワイトハウス関係者の話として報じた。
トランプ大統領は前日、カナダで開催されていた主要7か国(G7)首脳会議の日程を短縮して急遽帰国し、イスラエルとイランの事態に介入しようとしているのではないかとの憶測を呼んでいた。
トランプ大統領はまた17日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、イランの最高指導者、アリー・ハーメネイー氏の隠れ家の所在を把握しており、いつでも殺害可能な状態だと警告し、「無条件降伏せよ」と要求した。さらに「我々はイランの領空を完全に掌握した」とも述べた。
CNNはまた、情報筋2名の話として、米国がイランへの空爆作戦でイスラエルを支援する可能性があると伝えた。情報筋によると、米国は現在この地域に空中給油機30機以上を展開しており、イスラエルの戦闘機がイラン空爆の過程で給油を必要とする場合に備えたものだという。
一方、イランとの空爆戦が5日目に入ったイスラエルは、この日イランの首都テヘランの重要標的を攻撃する方針を明らかにした。イスラエルのイスラエル・カッツ国防相は記者団に対し、「本日、テヘランの極めて重要な標的を攻撃する」と述べた。
カッツ国防相は、現時点ではイスラエルが単独でイラン空爆を行っているが、特定の時期が来れば「偉大な友人」である米国がイスラエルを支援し、一部の攻撃を実施するだろうと語った。
また、イランとの今回の紛争を終結させるための交渉はないと断言した。カッツ国防相は「絶対にそのようなことはない。我々は交渉しない」とし、「現在行われている唯一の交渉は(イスラエル空軍の)ミサイルとイランの独裁体制との間のものだ」と強調した。
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