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2025年07月03日木曜日
ホームトレンド「東京だけで51人搬送」日本列島が灼熱地獄に…6月の気温、“130年ぶり”の異常事態

「東京だけで51人搬送」日本列島が灼熱地獄に…6月の気温、“130年ぶり”の異常事態

引用:Japan Mobility
引用:Japan Mobility

日本列島が文字通り「煮えたぎっている」。6月の全国平均気温が1898年の統計開始以来、最も高かったことが明らかになった。さらに7月初日には、埼玉で38.1度を記録するなど、異常な暑さが加速している。

気象庁によれば、今年6月の平均気温は平年を2.34度も上回り、130年ぶりに記録を更新。チベット高気圧と太平洋高気圧の勢力が例年より強まったことで、暖気が日本列島に流れ込んだことが主な要因とされる。

また、近海の海面水温も平年より1.2度高く、昨年と並ぶ過去最高を記録。気象庁は「7月も全国的に厳しい暑さが続く」とし、熱中症への警戒を強く呼びかけている。

実際、7月1日には埼玉県鳩山町で38.1度を観測。香川県高松市と愛知県豊田市は37.6度、京都市でも36.6度を記録した。東京都内ではこの日だけで51人が熱中症の疑いで救急搬送された。

2日には猛暑が続くとみられ、九州各地と沖縄では「熱中症警戒アラート」が発令された。

専門家は、人為的な気候変動の影響で世界中が今後も熱波に見舞われる可能性が高いと警鐘を鳴らしている。欧州や米国でもすでに記録的な早さで猛暑が広がっており、国連のアントニオ・グテーレス事務総長は「40度超えがもはや新たな標準となった」と警告。気候変動対策の加速を訴えている。

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