ゴミだらけの「恐怖の家」で発見された悲劇
アメリカ・ブルックリンの住宅で、73歳の女性が劣悪な環境の中で死亡しているのが発見され、衝撃が走った。

ニューヨーク・ポストが先月27日(現地時間)に報じたところによると、この女性は約80匹の放置された犬とともにゴミ屋敷と化した家で生活していたという。
救助隊が目にした住宅内部は、犬小屋、段ボール、マットレスなど様々なゴミが散乱し、腰の高さにまで積み重なった深刻な状態だった。この女性は同居する姉と1階部分で生活していたとされる。
近隣住民は長年この住宅を「恐怖の家」と呼び、深刻な衛生問題を懸念していた。
隣家の住民は「風がこちらに吹くと死臭がする」と証言し、「窓を開けられないほど悪臭がひどい」と語った。さらに「あの中でどうやって人が暮らせたのか理解できない」とし、「毎晩、犬の鳴き声と姉妹の喧嘩声が聞こえていた」と付け加えた。
現在、当局はこの住宅に退去命令を出し、まず7匹の犬を家の外に救出した状態だ。救出された犬のほとんどは小型犬で、放置の程度が極めて深刻だったという。
一部の犬は毛が目まで覆い視界を遮るほどで、毛が絡まり不衛生な状態だった。警察によると、救助隊が到着した際、ちょうど出産中の犬もいたという。

劣悪な環境に置き去りにされた動物たち
地域の郵便配達員は「家の近くで尿臭や犬の糞の臭いがひどかった」と述べ、「犬たちの無事を願っている」と懸念を示した。
近隣住民の証言によると、この姉妹は電気もなく懐中電灯を頼りに生活し、最近の記録的な猛暑の中でもエアコンなしで過ごしていたという。現時点で亡くなった女性の正確な死因は明らかになっていない。
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