中国の女性実業家が20歳年下のロシア人男性と結婚し、妊娠を公表したニュースが中国のSNSで注目を集めている。夫となった男性は、彼女の息子の友人だったという背景もあり、多くのユーザーの関心を引いている。

広東省広州市に住むシンさん(50歳)は、中国版TikTok「抖音(ドウイン)」で、夫デプさんとの日常を公開しており、1万3,000人を超えるフォロワーを抱えている。彼女は30歳のときに離婚し、2人の子どもを育てながら、郊外の高級住宅で料理人や運転手を雇うほどの成功を収めてきた。
2人が出会ったのは6年前の春節だった。息子が招いた3人の外国人留学生の1人がロシア人のデプさんで、中国語を流暢に話し、もてなしに感動したことで予定より長く滞在したという。その後、デプさんは長い間シンさんと連絡を取り続け、プレゼントも贈ってきた。
20歳以上の年齢差や30センチの身長差にもかかわらず、2人の距離は少しずつ縮まり、やがて恋愛関係へと発展した。ただし、シンさんは文化の違いや過去の経験から当初はプロポーズを断っていたが、息子の後押しもあり、今年初めに正式に婚姻届を提出した。
結婚後、2人は中国各地を旅し、美食や風景を楽しみながら関係を深めてきた。そして6月8日、シンさんはSNSで妊娠を公表し、「高齢出産にはリスクがあるが、彼と一緒ならすべてを受け入れられる」と綴った。出産予定は来年春で、すでにベビーベッドの準備も整っている。
SNSでは、「自分の人生を懸命に歩んできた彼女が愛を見つけたのは素晴らしい」「まるで映画のような話だ」といった声が上がっている一方で、「ロシアに移住するのだろうか」「彼の親と同年代だが関係はどうなるのか」といった疑問の声も見られる。
議論が広がる中、シンさんは産前検診の報告書を公開し、「時間が私たちの愛を証明する」と自信を示している。
本当の愛であるなら素晴らしい話