
韓国・江原道(カンウォンド)江陵市(カンヌンし)の大関嶺(テグァルリョン)サービスエリアで、SUV車が飲食店に突入し、利用客16人が負傷するという衝撃の事故が起きた。
2日に公開された当時の監視カメラ(CCTV)映像には、事故が発生した午前11時半頃、昼食時で混雑していたサービスエリア内のレストランの様子が映っていた。
来店客たちがテーブルで食事をしていたそのとき、突然白いSUVが店舗前のガラスを突き破って店内に突入した。車両はテーブル席を越えて厨房まで衝突し、その場で停止した。
一瞬の出来事に、食事中だった利用客は避ける間もなく車と衝突し、無防備な状態で被害を受けた。間一髪で難を逃れた人々が慌てて避難する様子も映像に記録されている。
「フードコート」と書かれた看板の下のガラス扉は粉々に砕け、店内はまさに修羅場と化していた。食器や什器が散乱し、鉄骨の構造物までもが枝のように折れ曲がっていた。
この事故で店内にいた客16人が負傷。そのうち3人は腕の骨折や頭部出血、胸の痛みなどを訴え、重傷として病院へ搬送された。
また、軽傷者7人のうち6人は国際サマースクールに参加中の外国人であることが分かった。幸いにも、現時点ではいずれも命に別状はないという。
運転していたAさん(80)は事故当時、酒気帯びや薬物の影響はなかったことが確認されている。警察の調べに対し、Aさんは「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」と供述しているという。
警察と消防当局は周辺の監視カメラ映像などを基に、事故の詳しい経緯を調査している。
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