27.6 C
Tokyo
2025年07月16日水曜日
ホームニュースプーチン親書携え、ラブロフ外相北朝鮮入り!「朝鮮半島で深刻な紛争の恐れ」示唆、同盟強化と軍事連携を加速

プーチン親書携え、ラブロフ外相北朝鮮入り!「朝鮮半島で深刻な紛争の恐れ」示唆、同盟強化と軍事連携を加速

引用:朝鮮中央通信
引用:朝鮮中央TV

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相が11日夜、北朝鮮に到着し、2日間の日程で北朝鮮を訪れるとのこと。

ロシアのタス通信やリア・ノーボスチ通信によると、ラブロフ外相を乗せた専用機は同日、北朝鮮・ウォンサン(元山)空港に着陸したという。

ウォンサンは、北朝鮮が今月1日に「元山葛麻(カルマ)海岸観光地区」を開業した場所で、先月24日には金正恩国務委員長も出席し完成式が行われていた。

ラブロフ外相はマレーシア・クアラルンプールで開催されたASEAN(東南アジア諸国連合)外相会議に出席後、北朝鮮を訪問した。滞在は13日までの予定で、滞在中には北朝鮮のチェ・ソニ(崔善姫)外相と第2回戦略対話を行う見通しだという。

金正恩委員長との会談が実現するかは明らかになっていないが、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、ラブロフ外相がウラジーミル・プーチン大統領のメッセージを伝達する予定だと明かしている。

タス通信によれば、ラブロフ外相は訪朝を終えた後、14~15日に中国で開かれる上海協力機構(SCO)外相会議に出席するという。

一方、ラブロフ外相は同日、朝鮮半島での軍事的緊張の高まりについて強い懸念を表明した。

マレーシア・クアラルンプールで行われたASEAN外相会議の記者会見で、ラブロフ外相は「朝鮮半島における深刻な紛争の可能性は相当高い」と述べ、「米国、韓国、日本の軍事同盟が強化されるなか、北朝鮮に対する挑発的行動が続いていることは非常に遺憾であり、そうした行為は避けるべきだ」と主張した。

また、「核戦力を含む大規模な軍事演習が繰り返されている現状を踏まえると、この地域には深刻な紛争の潜在性がある」との見方を示したとのこと。

ラブロフ外相は、「我々は北朝鮮という同盟国の権利を保障し、事態悪化につながる挑発行為を防ぐために、可能な限りの手を尽くす」と強調した。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください