
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は10日(現地時間)、「イスラエルはガザ地区での60日間の停戦提案を含む恒久的停戦交渉の準備があるが、これはハマスの武装解除とガザ地区全体の非武装化が前提条件だ」と述べた。
「Newsis」の報道によると、ネタニヤフ氏はこの日、ワシントン訪問中に録画したビデオメッセージで「停戦が始まれば、この戦争を完全に終結させる停戦、つまり恒久的な停戦の交渉を開始する」と明かした。
ネタニヤフ氏は演説で「そのためには、我々が定めた最も基本的な条件が満たされなければならない。ハマスは完全に武装解除し、ガザ地区は非武装地帯となり、ハマスはガザの統治や軍事作戦能力を持つべきではない」と強調した。
イスラエルとハマスの交渉代表団は6日(日曜日)、カタールのドーハに到着し、2023年10月のハマスによる奇襲攻撃以来初めて、本格的な暫定停戦交渉を開始した。
ガザ地区保健省によると、イスラエル軍はこれまでガザ地区全域で報復攻撃と軍事作戦を続け、パレスチナ住民約5万7,000人を殺害したという。
ネタニヤフ氏は今回の声明で、「アメリカの中東特使スティーブ・ウィトコフ氏による60日間の停戦提案には、イスラエル人質生存者10人と死亡した人々の遺体返還も必ず含まれるべきだ」と述べた。
イスラエル側は、ガザ地区にはまだ約20人のイスラエル人質が生存していると考えている。
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