メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

【債券市場が警告】10年債利回り17年ぶりの最高水準…与党の敗北・財政支出拡大への不安が直撃

有馬侑之介 アクセス  

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

参議院選挙を前に、10年物国債利回りが2008年以来の最高水準に達した。また、長期国債利回りは26年ぶりの最高水準を記録した。今週末に行われる参議院選挙で与党が敗北し、次期政権が財政支出を拡大するとの観測を反映したものだ。

これに先立ち、米国の30年物国債利回りも前日遅くに3日連続で上昇し4.97%に達し、米国のインフレ報告書を控え1カ月ぶりの高水準を記録した。米国債利回りの上昇は、トランプ政権の減税・財政支出法案(OBBB)などによる財政赤字拡大への懸念に加え、この日発表される6月の消費者物価指数(CPI)に関税の影響が現れるとの見方が反映されたとみられる。

15日(現地時間)、ブルームバーグによると、この日の日本の10年物国債利回りは2.5ベーシスポイント(1bp=0.01%)上昇し1.595%に達したという。20年物国債と30年物超長期国債も一時1999年以来の最高値を付けたが、午後にはやや下落した。10年物国債利回りは住宅ローン金利やその他の借入コストを通じて家計や企業の支出に直接影響を与えるため、特に波及効果が大きい。

20日に実施される参議院選挙で与党の敗北が予想されており、政府支出の急増により国債利回りにさらなる上昇圧力がかかるとの見方が強まっている。野党は現金給付を含むポピュリズム的な公約を掲げて選挙戦を展開している。世論調査によれば、自民党率いる与党は過半数議席の確保に失敗する可能性が高いとされている。

アシメトリック・アドバイザーズの日本株式ストラテジスト、アミール・アンバルザデ氏は「債券自警団が日本に注目している」と指摘した。同氏は「日本はGDP比で約250%の負債を抱え、年間予算の4分の1が低金利で発行された負債の借り換えに充てられている状況で、政治家たちが減税を論じている」と述べた。債券自警団とは、政府の過度な財政支出などにより財政健全性の悪化が懸念される際に、債券投資家が大規模な国債売却を行い、金利を急騰させることで市場から政府に警告を発することを指す。

1,000兆円を超える規模の国債市場で起きたこうした大規模な国債売却は、無理な減税や過度な支出を行う多くの国の国債市場でも見られた現象だ。米国でも、トランプ政権が減税・財政支出法案(OBBB)を可決させる過程で何度も発生した。

赤沢亮正経済再生担当相は、政府が国債市場の動向を注視していると述べた。同相は財政問題が政府の経済目標達成に必要な予算配分の障害にはならないだろうと付け加えた。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券のシニア債券ストラテジスト、大塚崇広氏は「10年物利回りが1.6%を超えないと確信できない」と述べた。

財務省が超長期債の発行を縮小する方針を示したにもかかわらず、国債利回りが上昇しているのは需要の低迷によるものだ。日本銀行が国債購入規模を段階的に縮小している一方で、債券市場の主要プレーヤーである大手生命保険会社も超長期債の購入を控えており、需要の空白が生じている。

ファインブリッジ・インベストメンツの債券投資部門責任者、松川忠氏は「債券売却の環境が続く」との見方を示した。

有馬侑之介
editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「9か月間、宇宙に飛行士を放置…」ボーイング・スターライナー、NASAが欠陥の“代償”を突きつけた
  • 「私は鉄の翼を持つハト」...プーチン、新年カレンダーで“肌見せ”封印!ピアノと狩猟服で“新しい魅力”全開
  • 「制裁が逆効果」... 米国の“締め付け”で中国AIチップが爆伸び!資産33兆円の“怪物企業”誕生
  • 「リスナー97%は聞き分け不能」...AI生成曲、ユニークなボイスと圧倒的歌唱力で“全米1位”奪取!
  • 「戦場の流れが完全に変わった」ウクライナ、東北部の兵站拠点に奪還…ロシア五大製油所も直撃!
  • 「中国を外した新秩序が動き出す」トランプ政権、日本とAI・半導体同盟『パックス・シリカ』始動

こんな記事も読まれています

  • 40台だけの終着点、ブガッティ・ボライドが刻んだ“最後の遺産”
  • SUV激戦区の答え、アメリカ市場が認めた最高の3列SUV 5種
  • 「米国ラグジュアリー市場を狙う」メルセデス、40万台目標でBMWに正面勝負
  • 走行継続は危険信号、ブレーキ警告灯の分岐点
  • 「韓国潜水艦、バルト海では通用せず!」リチウム電池・SLBMもスウェーデン“A26”に惨敗
  • 「射程1万3,000km、マッハ20超」…米国、次世代ICBM“センチネル”始動!地上核戦力で中露を圧倒へ
  • 「酒癖は人格そのもの?」人気コメディアン、違法医療疑惑のさなか再注目される“過去の発言とエピソード”
  • 交際相手との対立で法的争い中のインフルエンサー、息子を出産「頑張ろうね、私たち二人」

こんな記事も読まれています

  • 40台だけの終着点、ブガッティ・ボライドが刻んだ“最後の遺産”
  • SUV激戦区の答え、アメリカ市場が認めた最高の3列SUV 5種
  • 「米国ラグジュアリー市場を狙う」メルセデス、40万台目標でBMWに正面勝負
  • 走行継続は危険信号、ブレーキ警告灯の分岐点
  • 「韓国潜水艦、バルト海では通用せず!」リチウム電池・SLBMもスウェーデン“A26”に惨敗
  • 「射程1万3,000km、マッハ20超」…米国、次世代ICBM“センチネル”始動!地上核戦力で中露を圧倒へ
  • 「酒癖は人格そのもの?」人気コメディアン、違法医療疑惑のさなか再注目される“過去の発言とエピソード”
  • 交際相手との対立で法的争い中のインフルエンサー、息子を出産「頑張ろうね、私たち二人」

おすすめニュース

  • 1
    飲酒事故で服役中の歌手キム・ホジュン、突然浮上した“舞台復帰説”に事務所が即否定

    エンタメ 

  • 2
    31公演で130万枚、興収1億8,570万ドル Stray Kidsが打ち立てた記録…11会場でK-POPアーティスト初公演

    エンタメ 

  • 3
    親交説を否定したリーダー、10年以上の関係を示唆されたメンバーは無言…「注射おばさん」波紋の行方

    エンタメ 

  • 4
    「週13本をこなした全盛期の裏側で…」忙しさが生んだ後輩との距離感、悔いの残るエピソードを告白

    エンタメ 

  • 5
    資産10億から一夜で転落…転倒事故をきっかけに人生が一変した71歳のベテラン歌手、波乱万丈な人生を告白

    エンタメ 

話題

  • 1
    EXO、冬の定番を継ぐ新曲「I'm Home」を電撃予告…「The First Snow」の感動再び?

    エンタメ 

  • 2
    「スキンケアのため訪問しただけ」SHINeeリーダー、“注射おばさん”との親交説疑惑に釈明

    エンタメ 

  • 3
    「まだAIだと思ってる?」人気俳優イ・イギョンの暴露者が新たな投稿、DM動画公開で波紋拡大

    エンタメ 

  • 4
    純白ドレスが話題に…大人気バンドQWER・チョダン、受賞の感動と母の誕生日を重ねた近況ショット公開

    エンタメ 

  • 5
    44歳で第2子に挑戦…流産・移植を経たタレントが語るリアル妊娠事情 豊胸手術も考えた?

    エンタメ 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]