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2025年08月02日土曜日
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【性転換する魚】コブダイは“最強メス”がオスに変わる?子孫を残すための驚異の本能

【写真:アニマルプラネット】外見が非常に特徴的で、ブサイクな見た目から、「海の怪物」と呼ばれる魚がいる。日本近海にも生息するコブダイは、その特徴的で少し不気味な外見から「海の怪物」と呼ばれている。額の上に大きく盛り上がった瘤(こぶ)、大きい口とその中にまばらに生えている歯が目を引く。

【写真:アニマルプラネット】額の上の瘤は脂肪でできており、特に成熟したオスの個体ほど大きくなるのが特徴だ。成長過程で徐々に姿を変え、成魚になると一般的によく知られているような個性的な姿になる。

【写真:アニマルプラネット】コブダイの最大の特徴は、成長に伴う「性転換能力」だ。幼魚の段階では性別の差がはっきりしないものの、多くは成長とともにメスに成長し、一部の個体は数年かけてオスへと性別を変えていく。

【写真:アニマルプラネット】興味深いことに、群れの中にオスがいない場合、一番大きいメスがオスに性転換し、群れ全体の性比を調整している。このような性比調整の仕組みは、魚類の中でも非常に珍しい特徴である。

【写真:アニマルプラネット】この性転換は繁殖に必要な生存戦略の一つであり、繁殖相手が不足した際には自分の性別を変えてでも子孫を残そうとする生物の本能とされている。

【写真:アニマルプラネット】コブダイが性転換する割合やタイミングは、その群れの社会構造や生息環境によって大きく左右されることも分かっており、今後の生態学研究によってさらに多くの謎が解明されることが期待されている。

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