両親が外出中、子どもが自宅で死亡
京畿道南楊州市で、23か月の幼児が自宅で一人きりにされ死亡した事件で、両親が児童放置の疑いで検察に送致された。
京畿北部警察庁・女性青少年捜査隊は30日、児童福祉法違反(児童放置)の疑いで30代の両親を在宅のまま検察に送致したと発表した。
この夫婦は今年2月20日未明、京畿道南楊州市の坪內洞(ピョンネドン)にある自宅アパートに23か月の男児を一人で残し、外出した疑いが持たれている。

異常確認後に帰宅し通報
調査によると、夫婦は前日の午後10時頃に外出し、インターネットカフェでゲームをしていた。その際、家庭用監視カメラ(ホームカム)を通じて幼児の様子を確認し、異常を発見して急いで帰宅。
両親が家を空けていた間、幼児は一人きりで過ごし、帰宅時にはすでに息を引き取っていたという。
死因は不明、放置と死亡の直接的関連は確認できず
警察は、放置と幼児の死亡との間に直接的な因果関係があるかを確認するために司法解剖を依頼したが、「死因不明」との結果が出た。
警察関係者は「事件前後の状況や解剖結果などを総合的に調査したが、死亡と放置の間に明確な因果関係は認められなかったことから、警察は児童放置の疑いのみで送致した」と説明した。
注目の記事