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中国、日中戦争で戦った米「フライング・タイガース」隊員の遺族を戦勝節行事に招待…“抗日戦争”の歴史的意義を強調

織田昌大 アクセス  

引用:ニューシス
引用:ニューシス

中国は来月3日、北京の天安門広場で開催する「中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利80周年記念式典」の軍事パレードに、抗日戦争に参加した米空軍特殊部隊「フライング・タイガース」の義勇軍隊員の遺族を招待する。

香港紙『サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)』は6日、招待された遺族には、当時フライング・タイガースを率いたクレア・リー・シェンノート将軍の娘シンシア・シェンノート氏と孫娘ネル・キャラウェイ氏が含まれていると報じた。

米中対立下で「歴史的協力事例」を活用

招待状は全国人民代表大会と外国との関係改善を目的に設立された準公式機関、中国人民対外友好協会の名義で送付されたという。

米中航空遺産財団のジェフリー・グリーン会長は、自身と妻キャサリン氏が来月2日と3日の北京での軍事パレードに招かれたと明らかにした。

中央軍事委員会連合参謀部作戦局のウー・ジェーカー副局長は、このパレードは抗日戦争の歴史的意義を強調するためのものだと説明した。

2015年の戦勝節70周年記念行事には、15カ国から100人を超える外国人ゲストや参戦軍人の遺族が参加し、米国、カナダ、ロシアの参戦者遺族も姿を見せた。

SCMPは、米中間の貿易摩擦など対立が続く中で、中国が関係改善に向け、フライング・タイガースなど歴史的協力事例を積極的に取り上げていると伝えた。

先月、シエ・フォン駐米中国大使は新疆(しんきょう)を訪れた米国の学生や教員に向けたビデオメッセージで、「フライング・タイガースの精神は、平和を守ろうとする中国と米国の勇気と献身を体現している」と語った。

フライング・タイガースとシェンノート将軍夫妻

「フライング・タイガース」は、正式名称を第1アメリカ義勇軍(AVG)とし、1941年4月から1942年7月まで蒋介石(ショウ・カイセキ)率いる中華民国空軍の一部として活動した。

米陸軍航空隊、海軍、海兵隊のパイロットで構成され、1937年に退役して中国で航空顧問兼教官を務めていたシェンノート将軍が指揮を執った。米軍が独自に指揮しながらも中華民国軍の制服を着て戦い、米中が抗日戦線で共闘した極めて珍しい事例とされる。中国湖南省(こなんしょう)には、彼らの活動を記念する博物館も建てられている。

シェンノート将軍は蒋介石派の国民党支持者であり、その二番目の妻アンナ・シェンノート夫人は強硬な反共主義者としても知られる。中国が時代や政治的立場を超えて米中友好の事例を掘り起こしていることを象徴している。

アンナ夫人は夫とともに米国内で台湾・国民党を支持する「チャイナ・ロビー」に積極的に関与した。共和党支持者としてリチャード・ニクソン米元大統領の選挙運動に参加し、ロナルド・レーガン米大統領の特使として1981年に中国を訪れ、鄧小平(トウ・ショウヘイ)氏と会談したことでも知られる。

今回招待されたシンシア・シェンノート氏は、アンナ夫人との間に生まれた二女である。

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