25.8 C
Tokyo
2025年08月14日木曜日
ホームニュース中国、フィリピン巡視船追跡中に海警船と海軍艦が衝突 船は大破し航行不能に…「領海侵犯が原因」と逆ギレ

中国、フィリピン巡視船追跡中に海警船と海軍艦が衝突 船は大破し航行不能に…「領海侵犯が原因」と逆ギレ

フィリピン「スカボロー礁で救援物資配布中に発生」

中国海警、衝突事実に触れず「フィリピン船舶が近海に侵入」と主張

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません

『AFP通信』は、南シナ海にある係争地のスカボロー礁付近で、中国の海軍艦艇と海警船が衝突したと11日に報じた。

フィリピン当局は同日、中国海軍艦艇が南シナ海でフィリピン巡視船を追跡中に中国海警船と衝突したとし、関連映像を公開した。

フィリピン海警のジェイ・タリエラ報道官は「この事件はスカボロー礁付近で、フィリピン海警が地域の漁民に救援物資を配布中に発生した」と説明した。

公開された映像には、中国海警船と「164号」と表示された船が大きな音を立てて衝突する様子が映っている。

タリエラ報道官によれば、中国海警船「CCG 3014」がフィリピン海警船BRPスルアンを高速で追跡する中、フィリピン船舶の後方で危険な動きをし、その結果、海軍艦艇と衝突。海警船の一部が深刻な損傷を受けて航行不能になったという。負傷者の有無は確認されていないとAFPは伝えている。

一方、中国海警の甘羽(かん・う)報道官は「フィリピンが複数の海警船や公務船を動員し、漁船への物資補給を口実に中国側の再三の警告を無視して黄岩島近海に侵入した」と主張した。

甘羽報道官は衝突について具体的には触れず、「中国海警は法律に基づき排除や阻止、制御など必要な措置を講じ、退去を促した。現場での対応は専門的かつ合法的だった」と述べた。

さらに「黄岩島は中国固有の領土であり、中国海警は法に基づき関連海域で権利保護や法執行活動を行い、国家の領土主権と海洋権益を断固として守る」と付け加えた。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください