
ドイツのフリードリヒ・メルツ首相は12日、欧州の首脳らとウクライナのゼレンスキー大統領がアメリカのトランプ大統領と建設的な対話を行ったと明らかにした。
Newsisによると、メルツ首相は同日、トランプ大統領、欧州の首脳、ゼレンスキー大統領とのビデオ会議後の記者会見でこう述べた。
また、アラスカでの会談では重要な決定が下される可能性がある一方、欧州とウクライナの基本的な安全保障上の利益は必ず守られなければならないと強調した。
メルツ首相は、ウクライナが交渉の場に着くべきだとの立場を改めて示し、どのような合意においても停戦が最優先されるべきだと強調した。
また「ウクライナが領土交渉に応じる用意があるなら、国境が力によって変更される事態は防がなければならない」と強調。
さらに「ウクライナには強固な安全保障の保証が必要であり、その主権を守るためには西側の支援が欠かせない」と語った。
メルツ首相は「欧州は、アラスカ会談が正しい方向へ進むための土台づくりに全力を尽くしている」と述べ、「トランプ大統領がアンカレッジで成果を収めることを願っている」と付け加えた。
一方、この日のビデオ会議後、フランスのマクロン大統領も、トランプ大統領がアラスカ会談でアメリカが停戦を求めていることを明確に理解していると語った。
マクロン大統領は、トランプ大統領がウクライナとロシア間の停戦を最優先していると述べた。
さらに、トランプ大統領はウクライナに関わる領土問題についてはウクライナ大統領のみが交渉を行うと明言したことも付け加えた。
また、マクロン大統領は、15日の会談に続き、トランプ大統領、プーチン大統領、ゼレンスキー大統領が参加する三者会談も重要であり、すべての当事者が受け入れ可能な中立的な欧州での開催を望むと述べた。
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