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2025年08月14日木曜日
ホームニュース「ボールはプーチンに!」欧州首脳、ウクライナ排除に懸念しつつ会談成果を肯定

「ボールはプーチンに!」欧州首脳、ウクライナ排除に懸念しつつ会談成果を肯定

引用:Newsis
引用:Newsis

ドナルド・トランプ米大統領とウラジーミル・プーチン露大統領による15日のアラスカ首脳会談を2日後に控えた12日(現地時間)、トランプ大統領とのビデオ会議に臨んだ欧州の首脳らは、おおむね前向きな反応を示した。

Newsisの報道によると、フリードリヒ・メルツ独首相は「欧州の首脳らとウクライナのゼレンスキー大統領は、トランプ大統領と建設的な対話を行った」と述べた。

NATOのマルク・ルッテ事務総長はSNSに「ウクライナで続く悲惨な戦争を終わらせ、公正で持続可能な平和を実現するために、私たちは団結している」と投稿したとCNNは報じた。

ルッテ事務総長は「トランプ大統領のリーダーシップと同盟国との緊密な協力に感謝する」と述べ、さらに「次の一手はプーチン大統領に委ねられている」と付け加えた。

欧州連合(EU)のウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員長も、今回のオンライン会議を「非常に有意義だった」と評価した。

フォン・デア・ライエン欧州委員長はソーシャルメディアで、「本日、欧州、米国、そしてNATOはウクライナのための連携体制をさらに強化した」と述べた。

さらに「私たちは引き続き緊密に協力していく」と述べ、「公正で持続可能な平和を私たち以上に望む者はいない」と強調した。

また、ダウニング街の報道官によると、キア・スターマー英首相はビデオ会議後、「ウクライナは平和協定の一環として信頼できる安全保障が必要だ」と述べた。

ダウニング街の報道官は、「欧州の指導者らは、現在の戦闘状態を終結させるため、プーチン大統領を交渉のテーブルに引き出したトランプ大統領の努力に感謝の意を示した」と明かした。

ゼレンスキー大統領はメルツ首相との記者会見で、「まず停戦が実現し、その後に安全保障が確保されなければならない」と述べ、「トランプ大統領もこれを支持する意向を示した」と語った。

また、ゼレンスキー大統領は同日の会見で、ドンバス地域の領土譲渡の可能性に関する自身の立場は変わらないと強調した。

ゼレンスキー大統領は「ウクライナの領土保全に関するいかなる問題も、憲法と国民の意思を考慮せずに議論することはできない」と強調した。

平和の条件について、「ロシアはウクライナに関する欧州やNATOの見解に対して拒否権を行使できない」と述べた。

さらに「ロシアがアラスカで停戦に応じない場合は、制裁を強化すべきだ」と主張した。

ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、アラスカでの米露首脳会談を前に開かれたこの日のビデオ会議で、欧州の首脳らはトランプ大統領に対し、欧州やウクライナの意見を無視した形で決定を下すべきではないと強調したという。

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