「悪臭がひどい」ドラム缶から男性の遺体発見、妻子は行方不明…インド警察が捜査

インドの賃貸住宅で男性の遺体が入ったドラム缶が見つかり、同居していた妻と3人の子どもの行方が分からなくなっている。現地警察は殺人事件として捜査を進めている。
インドの『NDTV』によると、17日(現地時間)、北西部ラージャスターン州アルワルにある賃貸住宅の1階で、入居者の男性遺体がドラム缶の中から発見された。
家主が工事のため住居を訪れた際、強烈な悪臭に気付き、警察に通報したことで事件が明らかになった。駆けつけた警察が、ドラム缶の上に置かれていた石や布を取り除いて蓋を開けたところ、若い男性が死亡した状態で中に入っていたという。
遺体は、約1カ月半前からこの家に住んでいた入居者のハンスラージと確認された。彼はインド北部ウッタル・プラデーシュ州出身で、近隣のレンガ工場に勤めながら、妻と3人の子どもと暮らしていた。警察によれば、家族の行方は依然として分かっておらず、犯行の動機も明らかになっていない。警察は家族との連絡を試みるとともに、事件の全容解明を急いでいる。
インドでは今年6月にも、同様のドラム缶殺人事件が発生している。ラージャスターン州北部に位置するパンジャーブ州ルディアナの空き地で、若い男性の遺体が入った青いドラム缶が発見された。
この事件では、遺体発見から2日後に一家5人と共犯1人の計6人が逮捕された。警察によると、6月23日夕方、被害者のマノーズ・ハウドハリが友人ニラージ・クマール(23)の自宅を訪れ酒を飲んでいた際、口論が発生。喧嘩が激化し、ニラージと友人シドゥ・クマール(20)が暴行を加え、致命傷を負わせた。
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