
中国・四川省成都市で開催された「ワールドゲームズ2025」ラテンダンス大会に登場したラトビア出身の男性審判が、中国のSNSで思わぬ人気を集めている。
英字紙『サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)』によると、話題となっているのはセルゲイス・シンキンス氏。中国のファンからは「ミスター・フェラーリ」と呼ばれている。中国では、年齢を重ねてもなお魅力を放つ人物を高級スポーツカー「フェラーリ」に例えることがある。
シンキンス氏は身長191cmのスリムな体型に、銀髪と黒のスーツが映える姿で観客の視線を集めた。ダンスフロアに出入りする際の落ち着いた態度や、採点時の集中したまなざし、フロア脇での静かな佇まいは、中国のSNSで「優雅さの化身」と称賛されている。
反響について本人は「驚きと感謝の気持ちでいっぱいだ。私はただ自分の仕事をしていただけ」とコメント。1970年生まれのシンキンス氏は7歳でダンスを始め、プロダンサーとして活動後に引退し、現在は審判を務めている。
優雅さを保つ秘訣については「ダンスを生活の一部にすれば、良い姿勢や習慣は自然と身につく」と語った。
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