
旅行者が選ぶ「世界で最も不親切な国ランキング」が発表された。
米ヤフーは現地時間17日、SNSで共有された「最も不親切な国」をテーマにした旅行者の体験談をもとにランキングを作成。その結果、フランスが1位に選ばれたという。
フランスは圧倒的な1位だった。特にパリでは、英語で話すと無視されたり、道を聞いても教えてくれず、代わりに発音を指摘されたなどの不満が相次いだ。さらに、一部のサービス従事者が客に大声をあげたケースも報告された。
2位はモロッコ。現地で子どもに体に触られたり、バスで石を投げられたりした体験談が共有された。しつこい客引きも不快な要因だとされている。
3位はロシア。旅行者たちは「道端で笑うと怪しまれる」と、街の無愛想な雰囲気を描写。劇場で瓶が飛んできたという極端な例も報告された。
4位は中国で、特に北京では、我慢しかねる対応を受けたという証言が数多くあった。5位のトルコも、イスタンブール空港などでの外国人への対応が冷淡だという報告が相次いだ。
6位の米国。厳しい入国審査と、地域ごとに極端な態度の差があることで不親切と評価された。7位の英国は、特にロンドンが「愚痴の都」と酷評。ある旅行者は、ロンドンでの経験のせいで「パリの方が親切に感じた」と語った。
8位のスペインは、首都マドリードで無視された体験談が相次ぎ、9位のイタリアは、ローマや北部地域では不親切だとの声が主流だったが、南部では温かく迎えられたという報告もあった。
最後の10位はエストニアだった。旅行者たちは、現地の人々のほとんどが冷たく無愛想だったと報告した。一方で、海を隔てた隣国のフィンランドでは「人生で最も親切な人々に出会った」という証言もあり、際立った対比を見せた。
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