
中国の半導体企業は2026年までにAIチップの生産を現在の3倍に拡大し、エヌビディアへの依存を低減する方針だ。
27日(現地時間)の『フィナンシャル・タイムズ』によると、ファーウェイは年内にAIチップ専用工場の稼働を開始し、2026年までにさらに2工場を稼働させる計画だ。
3工場が本格稼働すれば、中国最大の半導体受託製造企業であるSMICの類似生産ラインの総能力を上回る可能性がある。
SMICも来年に7ナノメートル(nm)チップの生産能力を2倍に拡大する予定で、ファーウェイが最大の顧客とされている。
しかし、これらの工場はファーウェイ専用に設計されているとされる一方、所有構造は不明確だ。もっとも、ファーウェイは自社工場を運営する計画はないと述べている。
中国政府はエヌビディアの中国向けAIチップH20に関してセキュリティ上の懸念を示し、それに匹敵する性能の国産チップ開発を加速させている。
ファーウェイは昨年11月、米国の制裁下にありながら、2025年第1四半期から最先端AIチップの量産を開始する計画だと報じられた。
注目の記事