
HYBE(352820)がラテン音楽市場の開拓に拍車をかけている。
10日、HYBE Latin Americaは北南米地域初のバンドオーディション番組『パセ・ア・ラ・ファマ』(Pase a la Fama)の成功を足掛かりに、現地アーティストを世界の舞台へとつなぐ新レーベル「シエント・レコーズ」(S1ENTO Records)を設立したと発表した。
レーベル名「シエント・レコーズ」には「感情を伝え、文化的経験をつなぐ」という意味が込められている。これにより同レーベルは、新進アーティストが自身の真実性を自由に表現できる場を提供し、ファンと深い共感を築けるよう全面的に支援していく方針だ。
今回のレーベル設立は、HYBEの体系的なトレーニングシステムとラテン文化の豊かな魅力が融合し、新鮮なシナジーを生み出すことが期待される。アーティスト育成から最高水準の音楽制作、コンテンツ管理、グローバル展開、ファンとのインタラクティブ体験に至るまで包括的なアプローチで、差別化されたラテン音楽エコシステムを構築することが目標だ。
『パセ・ア・ラ・ファマ』の総合プロデューサーであり、米国エミー賞ノミネート経験を持つベテランプロデューサー、ミルナ・ペレス(Myrna Perez)がシエント・レコーズを率いる。
HYBE Latin AmericaおよびHYBE Americaの会長を兼任するアイザック・リー(Issac Lee)は「パン・シヒョク議長が常に強調してきた通り、アーティストのルーツや出身文化から生まれる才能を強化し、それをグローバルな舞台に広めることが我々の使命だ」と説明。「現地アーティストを持続可能なプロジェクトへと発展させ、国境を越える影響力を生み出していく」と付け加えた。
シエント・レコーズの立ち上げに参加するアーティストは、最近華やかに幕を閉じたオーディション番組『パセ・ア・ラ・ファマ』で結成された3組。優勝チームのムサ(Musza)、決勝まで進出したグルーポ・デスティノ(Grupo Destino)、そして番組中に人気を集めたロウ・クリカ(Low Clika)だ。
今後シエント・レコーズは、現地アーティストの発掘や音楽制作にも一層力を入れる予定だ。現在放送中の男性アイドルグループ選抜プロジェクト「サントス・ブラボス」(Santos Bravos)から誕生するアーティストも、シエント・レコーズとともに活動することになる。
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