
アップルはフランス国内の一部利用者に対し、スパイウェア攻撃の標的になった可能性があると通知した。
フランス国家サイバーセキュリティ対応センターは11日(現地時間)、アップルが9月3日にiCloudアカウントと連携した端末のうち、少なくとも1台で攻撃を確認し、利用者に脅威警告を送ったと明らかにした。
今回の攻撃で何人が被害通知を受けたのか、どのスパイウェアが使用されたのか、また侵入時期がいつだったのかは、現時点では判明していないという。
アップルは定期的に端末へのハッキング試行を通知しており、被害者には国際NGO「アクセス・ナウ」のデジタルセキュリティ研究所からの支援を受けるよう勧めていると説明した。
同社は最近も、イランや欧州各国、インドなど数十カ国で、傭兵型スパイウェア攻撃の被害者に通知が行われた。2021年には、フランスのエマニュエル・マクロン大統領の携帯電話がイスラエルのNSOグループのペガサス・スパイウェア攻撃の標的となり、端末を交換した事例があったと報じられている。
アップル株価は1.43%上昇し、230.03ドル(約3万3,909円)で取引を終えた。
コメント0