マレーシアの格安航空会社エアアジアが、自社のガールズグループを前面に出した機内パフォーマンスを実施し、話題を呼ぶ一方で物議を醸している。

引用:ベトジェットエアの公式ホームページ
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引用:TikTok
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TikTokに公開された映像には、エアアジアの女性客室乗務員がタイのバンコクとプーケット間の運航中、機内通路でダンスを披露する様子が映っている。

注目されたのは、出演者の一部がエアアジアが今年3月に結成した5人組ガールズグループ「ベラ」のメンバーだった点だ。体に密着した制服や腹部が見える短めトップスを着た乗務員たちがデビュー曲「ティックトック」に合わせて踊ると、乗客はスマートフォンで撮影し、動画は瞬く間に拡散した。

反応は賛否両論であり、「客室乗務員の本来の任務は安全確保とサービス」と批判する声や「性の商品化」との指摘がある一方、「新鮮なマーケティング戦略だ」として肯定的に評価する意見も少なくなかったという。

ベトジェットエア「ビキニショー」で安全運航を脅かし罰金

エアアジアの機内パフォーマンスが話題を呼ぶ中、より過激なマーケティングを展開し注目を集めてきたベトナムの格安航空会社ベトジェットエアの取り組みも再び注目されている。

ベトジェットエアは2012年から2014年にかけて「機内ビキニショー」で話題となった。女性CEOのグエン・ティ・フオン・タオ氏の主導で行われたこの「攻撃的マーケティング」は、ベトナム国内シェアを38%まで押し上げる原動力になったとされる。

性の商品化との批判を受けビキニショーは一時中断されたが、2018年にはサッカーU-23ベトナム代表のアジアカップ準優勝を記念した特別機で復活した。しかし、ベトナム民間航空局は「安全運航に支障を及ぼす」としてベトジェットエアに200万ドン(約1万1,155円)の罰金を科した。

引用:Facebook
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引用:ベトジェットエアの公式ホームページ
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さらに2018年には、著名モデルが機内や滑走路でビキニ姿でポーズを取るカレンダーを制作し、論争に拍車をかけた。ベトジェットエア側は「顧客は華やかなモデルを好む。高品質サービスの一環」と説明したが、議論は収まらなかった。

過去にはタイのノックエアが自社ブランドカラーを強調する広告でビキニ姿のモデルを起用し「国家のイメージを損なう」と批判を受けたほか、ロシアの格安航空アビアノバも客室乗務員がビキニ姿で航空機を洗浄する広告を打ち出して物議を醸した。短期的には注目を集めたものの、「格安航空はサービス競争ではなく刺激的な演出に頼っている」との批判を免れなかった。

航空業界において、客室乗務員の本質的な役割はあくまで「安全要員」だ。機内での火災や気圧低下、緊急着陸など突発的な事態に対応できるよう訓練を受けており、本来の任務は安全確保にある。

一部航空会社が展開する大胆なパフォーマンスは「安全より演出を優先している」との印象を与えかねず、議論を呼んでいる。業界関係者は「乗客が求めるのは派手なイベントではなく、安全で快適な飛行体験だ」と指摘している。

織田昌大
織田昌大

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