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「世界のリーダーから嘲笑の的へ」トランプと支持層が没落に追い込む“老衰米国”…再び偉大になれる唯一の道は?

有馬侑之介 アクセス  

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません

米国とは同盟以上に強固な絆で結ばれ、過去70年以上を共に歩んできた韓国。この血盟関係にある韓国に対し、トランプ米大統領は自動車には25%、韓国の主力産業である半導体には100%、医薬品には150〜250%という法外な関税を課すと脅迫している。この理不尽な行動を見ていると、ある人物が浮かんでくる。

一人目は、怒りと復讐心に囚われ、道理に反する行為を平然と行った中国春秋時代の呉の政治家、伍子胥(? ~ 紀元前485年)である。彼は「日暮れて道遠し」という有名な言葉によって、老いゆく自らの末路を予見した人物だ。

現在の米国とトランプ氏の姿は、まさにこの言葉そのものである。問題の核心はトランプ氏にあり、道理に反する行為を平然と行うその様は、時代遅れとなった伍子胥の末路を彷彿とさせ、分別を失った老権力者そのものである。

二人目は、末期症状が見られる病んだ老人の姿だ。米国を一つの人格とみなすなら、現代の米国は健康な活力を失い、意地悪さと貪欲さだけが残った老衰した患者のようだ。

国内では政治目的のために国民を極端に分断し、国際的には関税戦争によって全ての国と国民を敵に回してしまった。かつて自由と民主主義を守り、機会の国と自負していた米国は消え去り、脅迫と貪欲にまみれた国へと変貌してしまった。

問題の深刻さは、トランプ氏個人にとどまらず、彼を支持する層や米国社会に深く根付いたポピュリズムの毒が、米国を徐々に蝕んでいる点にある。

「アメリカンドリーム」とは、本来、個人の自由と努力、そして共に繁栄する共同体同士の約束であった。しかし、トランプ氏はそれを独占と排他、そして裏切りの論理へと歪めた結果、米国は世界の信頼を失い、リーダーではなく軽蔑の対象となっている。

たとえ、トランプ氏が高率関税で韓国をはじめとする世界の国々を圧迫したとしても、機会を自ら放棄し、意欲を失った米国が復活することはない。むしろ、伝統的な同盟国や自国民を敵視すれば、米国の影響力は急速に低下し、没落への近道となるだけだ。

複雑に絡み合うグローバルサプライチェーンは、米国だけのものではなく、一国のみで制御可能なものでもない。中国、日本、欧州、インド、韓国など、世界中が密接に結びついている現実を無視し、独善的な妄想に陥ったトランプ氏の横暴は、米国企業の競争力さえも損ねる自傷行為にすぎない。これは、病んだ老人が怒りに任せて自らの命綱を断つ行為と何ら変わらない。

米国が再び尊敬と信頼を取り戻す道は一つしかない。トランプ流の脅迫・孤立主義ではなく、世界、特に同盟国と協力して共に繁栄することである。

賢明で人情味溢れる村の富豪が小作人たちと利益を分かち合い、村全体を繁栄させるように、米国は技術と資源を武器としてではなく、人類全体と共有すべきである。

これこそが20世紀の米国が築いた真の力、すなわちアメリカンドリームの本質であり、21世紀に地球規模での共同繁栄を実現させるための米国の力であり、米国らしさなのである。

トランプ氏とその支持者たちは、米国を偉大にすることが力の誇示だと信じている。しかし、それは錯覚であり幻想に過ぎない。真の米国のパワーと偉大さは、自由を守り、約束を守り、世界と共に繁栄する時にのみ現れる。

再び独善的な妄想に陥ったトランプの孤立主義と力による脅迫政治は、米国の衰退を加速させるに過ぎない。これ以上遅くなる前に、分断と脅迫を捨て、アメリカンドリームを復活させるべきである。それこそが、米国が世界史の中で再び信頼を取り戻し、米国らしい発展を遂げる唯一の道である。

有馬侑之介
arimay@kangnamtimesjp.com

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