
ロシアで大量の飲酒により病院に搬送された女性が、通常の2倍に達する巨大な肝臓を持っていたことが明らかになった。この女性はアルコール性多発神経障害と腎不全を併発し、最終的に死亡した。
英紙デイリースターやCNN-News18などの海外メディアが20日(現地時間)に報じたところによると、この異例の医療事例はロシア・ウラジオストクの病院で確認された。
女性は歩行できないほど酒を飲んだ状態で、ウラジオストク第4臨床病院の集中治療室に緊急入院した。診察した医療陣は、通常よりはるかに大きな肝臓を発見したとテレグラムで明らかにした。
医師団によれば、女性は「重複肝」と呼ばれる非常に珍しい状態で、追加の肝臓を有していたことが確認された。これは医学的にも極めて稀にしか報告されない症例だという。
女性の肝臓は一般的な成人の手のひらの2倍に相当する巨大さで、通常の肝臓の大きさである約15センチを大きく上回っていた。
女性は進行性のアルコール性多発神経障害と診断され、神経系に深刻な影響を及ぼすことで生命を脅かす可能性がある。さらに、テレグラムアカウント「バザ・バゾン」によれば、容体は腎不全にまで悪化。医師団が治療に尽力したものの、最終的に命を落とした。
医療陣は、過度の飲酒がこの深刻な肝腫大やその他の合併症を引き起こしたとみている。
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