
10年以上髭を伸ばし続けたアメリカの男性が、公式に世界最長の髭を持つ人物として記録された。
ニューシスの報道によれば、ギネス世界記録は今年10月1日(現地時間)、アメリカアラバマ州バーミンガム在住のルドルフ・マルティーノさんを、男性部門における最長の自然な髭を持つ生存者として公式に認定したという。髭ロックとは、太く編んだり絡ませたりして固定した形状の髭を指す。彼の髭の長さは1.07m(約107cm)に達する。
マルティーノさんは、インドの聖職者やジャマイカの黒人コミュニティから髭に対するインスピレーションを得たと明かした。
「エジプト、インド、そして様々な宗教文化を深く研究し、何千年も続いてきた伝統的な姿に自分なりの解釈を加えた」と語った。
マルティーノさんは、歌手、ダンサー、ウエイトリフティング選手としての経歴を持ち、現在はビリヤード選手として活動している。
彼の髭の手入れには相当な時間と労力が必要で、2週間に一度丁寧に洗髪し、完全に乾くまでに2~3日を要する。毎日保湿剤を塗り、毎月専門家のもとでケアを受けている。
髭が長いため、運動やビリヤードをする際には、髭が邪魔にならないようしっかりとまとめなければならない。しかし、余裕があるときは誇らしげに髭を披露して歩くという。
髭に対する人々の反応はさまざまだという。
「信じられないという人もいれば、逆に安心した表情を見せる人もいる」とマルティーノさんは語り、「自然な髭に対する差別があってはならない」と強調した。
さらに「アフリカ系アメリカ人としてターバンとローブを着用している姿は、この地域では時に異端と見なされることがある」と付け加えた。
彼は髭を切るつもりは全くないという。このスタイルが彼に力とアイデンティティを与えているのだ。『木に根・枝・葉・実があるように、私にとって髭は根であり、道であり、強さである』と力強く語った。
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