
人間をはるかに上回る鋭敏な感覚を持つ動物たちが、地震などの自然災害を本能的に察知し、事前に反応する様子を捉えた映像が再び注目を集めている。
猫には地震を予知する能力があることを示唆するこの一幕は、過去に撮影されたものであるにもかかわらず、今もなお多くの人々の関心を引き付けている。
しばらく前となる2018年、和歌山県にある猫カフェ内部の防犯カメラが捉えた映像がある。
この映像は、当時大阪地域を襲った強い地震が発生直前の様子を記録している。

映像には約24匹の猫が登場する。冒頭では、猫たちがキャットタワーやマット、ケージの中でそれぞれくつろぎ、過ごしていた。
ところが、突如としてほぼすべての猫が一斉に顔を上げ、周囲を警戒するように見渡しながらカフェの中を歩き回り始めた。まるで何か異変を感じ、不安を抱いているかのような様子だった。
数秒後、防犯カメラ自体が揺れ始め、地震が発生した。猫たちはその瞬間、驚き、混乱する様子を見せた。

猫たちが微細な振動を感じ、異常行動を示し始めてから、本格的な地震が発生するまでの時間は、正確に10秒だった。
専門家らは、地震発生の10秒前に避難できれば被害を大幅に軽減できると指摘しており、この10秒という時間は極めて重要であるとされている。猫たちはこの貴重な10秒を事前に察知していたのだ。
なお、当時大阪で発生した地震はマグニチュード6.1を記録し、人的・物的被害が相当数発生した。
この映像は、猫たちが持つ驚異的な生存本能と予知能力を改めて示す貴重な証拠として高く評価されている。
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