
ハンガリーで墓を最速かつ整然と掘る異色の大会が開催され、注目を集めている。
報道によると、ハンガリー南部で9月6日に世界各国の墓地管理者が集まり、技術と速度を競った「国際墓掘り選手権大会」が開催されたとキーウ・ポストやVICEなどのメディアが9月18日に報じたという。
今年で8回目を迎える本大会では、ハンガリーやロシアを含む複数国から参加者が2人1組のチームを組んで出場した。
参加者は長さ2メートル、幅0.8メートル、深さ1.6メートルの墓穴を掘った後、約2.5トンの土を再び埋め戻した作業を行う必要があった。
評価基準には単なる速度だけでなく、墓穴の壁面の仕上がりや土盛りの美しさも含まれ、審査員が10点満点で採点した。
ハンガリー代表チームのラースロー・キッシュさんとロベルト・ナジさんが1時間33分20秒で全工程を完了し、大会2連覇を達成した。
二人は「特別な訓練ではなく、日常業務の積み重ねが勝因だった」と語った。
この大会は2016年にハンガリー墓地運営・管理協会が初めて開催し、新型コロナウイルス感染拡大期間を除き毎年開催されている。
主催者側は「墓掘りは力と精密さ、忍耐を要する過酷な労働だが、社会的には大きく注目されていない」とし、「今回の大会を通じて職業としての価値が再評価され、若い世代の関心を高めたい」と説明した。
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