
国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)は今月26日、イスラエル国防軍(IDF)が自軍の巡回隊に対しても無人機攻撃を行ったが、幸いにも死傷者や装備の破壊などはなかったと発表した。
報道によると、UNIFILは「26日午後5時45分ごろ、イスラエルの無人機1機がカフル・キラ付近のUNIFIL巡回隊本部上空に現れ、爆弾を投下した」と明らかにした。
その後間もなく、イスラエルの戦車1台が国連部隊に向けて砲撃したが、幸いにも部隊員に死傷者はおらず、装備や施設も破壊されなかったことも明かされた。
この一連の事件は、巡回隊上空にイスラエルの無人機が現れ攻撃的な飛行を確認し、部隊員が防御のための態勢を取った直後に起きた。
UNIFILは、IDFが国連安全保障理事会決議1701に違反し、レバノンの領土主権を侵害したと非難。さらに、IDFがレバノン南部で安保理決議に基づき治安維持任務に当たる国連平和維持軍を極めて危険な状況に陥れたと批判した。
イスラエル側はこれに対してまだ何の反応も示していない。
2023年10月にガザ戦争が勃発して以来、レバノン国境地帯での交戦が続く中、UNIFILの部隊は幾度もイスラエルによる空襲の標的となってきた。
イスラエルとレバノンのヒズボラとの停戦成立後も、イスラエルはヒズボラの攻撃の脅威を理由に定期的にレバノンを攻撃してきた。
IDFは、2月18日の撤収期限を過ぎても、国境の要衝に部隊を駐留させている。














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