
アフリカのリビアの主要沿岸都市スルトに位置するスルト湾国際空港(Gulf of Sirte International Airport)が12年間の閉鎖を経て25日(現地時間)に運用再開し、この日3機の航空機が着陸したと国営リビア通信(LANA)が伝えた。
同メディアによると、この日に到着した航空機のうち2機は西部地域発トリポリ着のリビア・メドスカイ航空とブラク航空の旅客機で、3機目は東部バンガージー発のベルニク・エアウェイズ航空の旅客機だった。
スルト湾国際空港は約25平方キロメートルの地域をカバーする大規模な空港で、年間50万人の旅客輸送に対応できるよう設計されているとリビアLNA通信は報じた。
2011年の北大西洋条約機構支援(NATO)によるムアンマル・カダフィ大佐追放以降、リビアは国際連合が承認するトリポリの政府軍とハリファ・ハフタル将軍率いるリビア国民軍によって国土が二分され、激しい内戦が続いてきた。
スルト空港は2011年の内戦とその後の戦闘で施設が大きく破壊され、2013年から閉鎖されていた。
国際連合の報告書によると、スルトはトリポリとバンガージーの中間に位置し、主要な石油生産地と石油輸出港に近接する都市であり、カダフィ大佐の出生地でもある。















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