
マレーシアのクアラルンプールにある超高層ビルで大規模な停電が発生し、一部の職員が106階(高さ445m)を階段で昇り降りするという前代未聞の事態が起きた。
15日、マレー・メールなどの現地メディアは、クアラルンプールの象徴的ランドマークである「ザ・エクスチェンジ106」ビルにおいて突如として停電が発生し、全エレベーターが停止し、職員らが階段で避難したと報じ、その結果、数百人の職員が非常階段を使って建物外へ避難したという。
複数のSNS上に投稿された動画では、階段を一段ずつ降りながら汗をかく多くの人々の様子が収められていた。
一部の職員は「避難訓練をしているようだ」、「今年一年分の運動をした」、「逆に上がってくる人はいないのか」などと冗談を交えながら状況を伝えていた。
マレーシア国営電力会社は記者会見を通じて、今回の停電がマラッカに位置するエドラ発電所で発生した事故と関連していることを明らかにした。
今回の停電はクランバレー、ジョホールバル、クライ、マラッカ、イポー、クアンタンなど多くの地域にも影響を及ぼし、電力は同日午後5時54分ごろに復旧したとされる。














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