
EXOのメンバー、チェン・ベクヒョン・シウミン(以下EXO-CBX)が元所属事務所SMエンタテインメントとの対立の中で、EXO完全体としての活動意思を示したものの、依然として合流は難航している。
29日、EXO-CBXの所属事務所INB100は声明を発表し「(7月9日にSMと面談し)合意の方向性と意思を確認した」とし、「10月2日の第2回調停期日以降、年末のEXO完全体カムバックを目指し、EXO-CBXはSMが提示したすべての条件を受け入れる意思を明確に伝えた」と明らかにした。
しかしSMの立場は異なった。SMは同日、「当社はこれまでのすべての争いで勝訴しており、3人側に要求したのは2023年6月18日付の既存合意書で定めた個人活動の売上金10%を支払うという一点のみである。ただしこれはいまだ履行されていない」と反論した。
続けて「チーム活動への参加は、多数の紛争を通じて双方の信頼が大きく損なわれた」とし、「3人側は10月2日第2回調停期日以降、すべての条件を受け入れたと発表しているが、実際には16日に先に異議申し立てを行っていた。この事実を歪曲した3人側の発表に対し、当社は深い遺憾を禁じ得ない」と強調した。
これに対しEXO-CBXは再び立場を表明した。INB100は30日、「EXO-CBXは売上金10%の支払い意思に変わりはなく、訴訟が進行中のため、合意に至り法的手続きが完了次第履行する予定だ」と説明した。
また「10月2日に調停委員が提示した金額は、双方の合意とは関係のない任意の算定額であったため、両社とも受け入れられないとその場で明言した。その後、その金額が文書で送達されると、双方は同じく10月16日に異議申し立てを行った。これは通常の手続きに基づく措置であり、EXO-CBXに合意の意思がないという主張は事実と異なる」と補足した。
一方、EXO-CBXは2023年6月、SMが収益精算資料を提供していないなどの理由で専属契約の解除を通知し、SMは契約期間中に他事務所と接触する「タンプリング」疑惑を提起した。その後、双方は専属契約を維持しつつ個人活動を新事務所INB100で行うことで合意したが、合意過程の契約条件が問題となり現在まで対立が続いている。
そのような中、SMは27日、12月13〜14日に仁川インスパイアアリーナでファンミーティング「EXOverse(エクソバース)」を開催すると発表した。また、来年第1四半期に正規8集を発売し本格的な活動を再開すると伝えた。この際、活動参加メンバーとしてスホ、チャンヨル、ディオ、カイ、セフン、そして独立レーベルへ移籍した中国人メンバーレイの名前が挙げられたが、INB100で活動中のチェン、ベクヒョン、シウミンの名前は含まれなかった。
EXO-CBXはEXO活動への合流意思を示したものの、SMとの契約履行問題が再び表面化し、EXO完全体の実現は依然として難航している状況である。
 
            


















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