
投資家らは今後12〜24か月以内に株式市場が10%以上急落することに備えるべきだと、ニューヨークのウォール街のトップらが警告した。
金融企業「キャピタル・グループ」のCEO兼社長であるマイク・ギトリン氏は4日、香港金融管理局(HKMA)が主催した「Global Financial Leaders’ Investment Summit」で、企業の業績は堅調だが、バリュエーションは脅かされていると指摘した。彼は現在の株式評価について低いか公正な水準とは見ておらず、信用スプレッドも同様だと述べた。
モルガン・スタンレーのテッド・ピックCEOとゴールドマン・サックス・グループのデービッド・ソロモンCEOも今後相当な売り圧力があるだろうと同様の見解を示した。ピックCEOは米政府の政策ミスと地政学的な不確実性が残っていることに注目した。彼は株式が10〜15%調整(ドローダウン)されることは健全なことになり得ると説明した。
米経済の鈍化と連邦政府のシャットダウン(一時的な業務停止)にもかかわらず、グローバルな株式が高評価されているとの懸念が提起されている。ゴールドマン・サックスのソロモンCEOは顧客に対し、引き続き投資を行うことと、資金の流れに変化がないまま株式が10〜15%調整される可能性があると述べた。シタデルのケネス・グリフィンCEOは「我々は現在非常に深い強気相場にいる」と語った。














コメント0